【まとめ】ギャンブル依存症の治療を専門としている施設6選

ギャンブル依存症を完治させるのは難しいといわれています。
理由としては、ギャンブルをしているときの快感は人間の本能に働きかけるからです。
興奮を脳が覚えていて、治療がほぼ不可能という専門家もいるほど、依存症の治療は難しいのです。
自力でセーブできる方は良いですが、重症で専門的な施設でしっかりと治療したいという方もいらっしゃるでしょう。
今回は、ギャンブル依存症を治療するためのはどういった病院に行けば良いか、や、当サイトで過去に紹介してきた「依存症治療施設」を紹介していきます。
迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

依存症と病院

普通の病院だと何科なのか?

ギャンブル依存症はWHOで病気だと認定されています。精神疾患なので、精神科が良いとされていますが、一概にそういえないのは、街の病院にフラッと行っても専門家がいない場合、イマイチ効果が見込めない可能性がどうしても出てしまうことです。
日本では「病的賭博」という病名で診断されますが、専門医はとても数が少ないため、専門外の医師では意味がありません。
どうしても病院で治したい方は、ギャンブル依存症と併発しやすい「うつ病」や「統合失調症」などを見つける意味でも精神科にかかるのが最善でしょう。
借金やその他の病気も同時に発症してしまいやすいので、患者さん自身も、ご家族の方も注意をしてください。

パチンコ業界が設立したケア団体

ぱちんこ依存問題相談機関 リカバリーサポート・ネットワーク】

パチンコ運営側が、発足している相談機関です。「パチンコは適度に遊ぶものです、ほどほどに。」といった貼り紙がパチンコ店内に貼られていたりしますよね。あれです。
パチンコ業界が設立しているケア団体なんて、「お前らのせいでこうなったんだぞ!」という方もいそうですが、あくまでも病的賭博を治すことを目的にしています。
しかし、口コミを多くみているとあまり評判は良くない印象でした。
実際に電話して状況を説明しわらにもすがる思いで「SOS」を出した学生のかたが、最終的な結論でいわれたことが「学校のカウンセリングを受けてみてください」。であったり。
依存症はケア団体の方の電話のみでどうにかなるものではありませんが、どうしようもない状況で切羽詰まって起こした行動を汲んでもらえなかったらガッカリしますよね。
「電話が設置してある意味ないじゃん」と思ってしまうのも仕方のないことだと思います。
苦情が多くて仕方なく「ケア団体」という表向きだけで設置したような印象があります。
パチンコ店のトイレに貼られている「ご相談ください」といった貼り紙は、主に電話で対応しているようですが、あまり問題解決の戦力にならないように思います、

こちらでも詳しく紹介しています。⇒ご本人とご家族のケア—依存症ケア団体

 

NPO法人

NPO法人の支援団体です。
数が多いのはアルコール・薬物問題の支援団体ですが、広くアディクション問題に関わっている団体は、ギャンブル依存やパチンコ依存症の相談にものってもらえるところもあります。

ワンデーサポート

NPO法人として認定されている「ワンデーポート」は横浜市瀬谷区に所在地があります。
国内で認定されている唯一の入寮受付システムを取り入れているところです。専門がギャンブル依存症克服なので、頼もしいといえばまずここが思い浮かびます。
入寮するためにはそこで生活することが義務づけられます。もちろん外出は自由ですが、生活費などは実費となります。
大体の目安は1ヵ月20万円くらいみておいたほうが良さそうです。
お金をかけゆっくりギャンブルから離れる生活をします。そして特別なプログラムも用意されています。

【利用費の内訳】
■入所金(利用開始時のみ)
32,400円(消費税込み)

■入寮費(寮費)
1ヶ月/50,000円

■プログラム利用費
1ヶ月/54,000円(消費税込み)

■食費
実費

【プログラムについて】
プログラムは2種類。

〈基礎プログラム:3ヵ月間〉
メニューは個別面接、グループセラピー、レクレーション、ボランティア活動など。
このプログラムを受講中は仕事はできません。

※ワンデーポートはギャンブラーズ・アノニマス(GA)のミーティングとも連携していますが、GAのミーティングはかならず参加しなければならないわけではありません。

〈就労プログラム:3ヵ月間の基礎プログラム+就労プログラム〉
入寮生活をしながら、仕事を自分で探し就労してもらうプログラムがついたものが、基礎よりも上の就労プログラムになります。
基礎プログラムは働けないので、働きながら治療したい方に向いています。
資格取得のために勉強する時間にしたり、学校に通いながら生活している人など、それぞれの理想の生活スタイルに合わせながら通えます。
また、障害者雇用を希望される方は就労支援を受けることも可能です。
入寮期間は基礎プログラムが3ヵ月間あるので、あとはどのくらい必要かに応じて自由に選択する形になりますが、最も多いのは基礎+就労で1年間という方ですね。最長は2年まで延長が可能です。
お金と時間と体力をかけて依存症改善を目指す本気な方向けです。

こちらでも詳しく紹介しています。⇒ギャンブル依存治療のNPO法人「ワンデーポート」について

 

AKK(アディクション問題を考える会)

東京都世田谷区上北沢に所在をおくAKK。そこでは、以前依存症を経験し、現在はボランティアカウンセラーとして電話での無料相談を行っている方が会を支えています。
依存症全般を扱っているので、ギャンブル依存症も対応してもらえるでしょう。
こちらに相談すると、その相談を聞いて必要に応じて医療機関や自助グループの紹介を行ったり、AKKで対応できるものはするといった感じ。
誰かに相談しにくいことだからこそ、専門家にどのように治せば良いか解決策を聞き道筋を立ててもらえるのは助かりますよね。これによって助かっているという方は多いでしょう。

相談日:火曜日(祝日・年末年始・夏休みを除く)
時間帯:午前10時から12時まで 午後1時から4時まで
電話番号:03-3329-0122

特定非営利活動法人ヌジュミ

神奈川県横浜市にある女性専用のギャンブル依存症を回復支援する施設です。
代表の女性は、回復施設を通して自助グループにつなげてもらい社会復帰を果たした元ギャンブル依存経験者です。

電話相談の受付は、曜日を問わず、午前9時から午後5時まで
電話番号:045-744-6516

自助グループ

ギャンブラーズ・アノニマス(GA)

有名な団体ですね。全国各地に設置されており、ギャンブルを専門としているので、一番最初に検討しておくべきところでしょう。
お問い合わせは、郵送・FAXまたはメールで受け付けています。 また、返答にも時間がかかりますので、ほかの団体のようにスムーズな電話相談というわけには行かないようです。常駐して電話対応できる方もいないようなので、少し不便さはありますね。
それでも連絡を入れたい場合は、HPにあるPDF形式の質問ファイルを使うか、メールでどうぞ。

 

ギャマノン

同じくギャンブル依存症の自助グループです。
ギャマノンはギャンブル依存症の本人のためのものではなく、その家族・友人のための自助グループです。

お問合せ:毎週月曜日と木曜日の午前10時から正午まで
電話番号:03-6659-4879

 


いかがでしたか?
電話で相談できるところ、無料なところ有料のところ、様々なところがあります。
自分に合った相談方法で解決策を探していきましょう。