腐っていったやつを何十人とみてきた先人が今のパチンコを語る

今のパチンコが出来るまで

huruipachinkodai

パチンコ歴50年以上。
そこら辺の人よりも私はパチンコ歴だけは長く、当時を知っている人は限られてくるのではないでしょうか。
パチンコが始まった当初はいまとは時代が違い、玉を一つずつ丸い穴へ入れて、ばねの原理で玉をはじき穴へ入れるゲームでした。
それが後にパチンコになっていったのですが、その当時はレートが低かったので負けても生活が苦しくなるほどではないし、座ってするのではなく立ってするゲームだったので長時間やることには向かないものでした。
いつの間にか名古屋あたりからチュウリップが流行り始め、そういった流れは変わり始めました。

すぐに全国に広がり、今のパチンコの原型を作っていったのです。
そのパチンコは高いレートになり、ギャンブル性が強くなっていきました。
しかしまだコンピューターが広く普及していなかったためパチンコ台を制御したりすることはできていませんでした。
なので自分で入りそな台を探して歩くのが一般的でした。
パチプロやいかさま師はもうこの頃からいましたね。
そのうちすぐにパチンコ台とコンピューターがくっつき、制御されるというシステムが導入され、当たれば高額、負ければ生活に響くという今のパチンコに近いものができてきました。
当時は当たれば何十万も勝ちました。
今では想像できないくらい高額だったんです。
いまは勝ったといっても十数万が相場ですが、数十万単位で勝っていたら、そりゃハマりますよ。
なのであまりにもかけレートが高すぎる台は警察に規制されることになったのです。
闇金からお金を借りてまでパチンコをやるという人が続出し出したのですから。
それがいまのパチンコです。
どのようにいまのパチンコができてきて、そして当初よりどれほどギャンブル性が高まっていったか、なんとなくわかったでしょうか。

当サイト(パチンコ依存症解決センター

伝えたいこと

obaacyantomago

当時を知る私が、いまのパチンコを見て次世代の人たちに伝えたいことがあります。
それは、「いまのパチンコはギャンブルでしかない」ということです。
たまにパチンコとは確率論で、絶対に勝てる方法があると豪語する人やそういった詐欺があります。
しかし、出来た当初を知っている私からすると笑わせないでくれ、と思うのです。
パチンコはギャンブル以外の何物でもないし、出来た当初より確実に人の生活を破壊するシステムに形を変えてきてるとわかるのです。
私の周りにいた友人やよく一緒に打っていた友人が実際に人生を変えられた姿を、私は何人もみてきています。
いまでも私はしますが、それが生活に響くくらいはやりませんし、暇つぶし程度です。
それくらいで十分なのです。
生活を追われ今となっては何をしているかわからない友人たちをみてきたからこそ、パチンコの怖さをわかっているつもりです。
パチンコをやっていると家族のことも忘れてしまいます。
そして崩壊していった家族も多くみています。

私には子供も孫もいますが、もし孫がパチンコ依存症になってしまったら・・・
そう考えるととても嫌な・・悲しい・・、寂しい気持ちになります。
人は一人では生きていけませんし、あなたのことを想い心配してくれている人が必ずいます。
その人たちのためとは言いませんが、パチンコ依存症に打ち勝つことは自分も周りの人を救ってくれるのです。
パチンコに行きそうになったらそういったことも考えてみてください。
私が次世代のかたに伝えられるのはこれくらいです。
ただの穴入れゲームが時代を経て技術の進化を受け、コンピューターで制御されたただのギャンブルになってしまった。
それはもはや楽しい遊びではなくなってしまった。
それがパチンコの真実なのです。
その真実から目をそむけないでください。
これを読んであなたがパチンコをすぐにやめれるとは思いませんが、パチンコをして少しでも後悔があるならすぐにやめるべきです。

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