パチプロ・スロプロという仕事はデメリットばかり・・・

割に合わない?パチプロ・スロプロという仕事

zonbi

世の中にはパチプロ・スロプロと呼ばれる仕事が存在します。パチスロをよくやる人も、あまり詳しく知らないのではないでしょうか。今回はそんな彼らの仕事を社会的にみてどう思うか、実態を明らかにしながら知っていきたいと思います。

経済学の祖、アダム・スミスという方を知っているでしょうか?アダム・スミスは数百年前に「国富論」という現在の経済学の元となるもとを発表したことで知られています。

「国富論」では労働について結構なページを割いています。賃金についてもアダム・スミスの考えをいっぱい述べております。
少し抜粋して見ましょう。

●「労働の賃金は、仕事が楽なのか苦しいのか、清潔なのか不衛生なのか、肩身が広いものか狭いものかによって違ってくる」
●「名誉ある専門職ではいずれも名誉が報酬の内のかなりの部分を占める。不名誉は逆の影響を与える。すべての職業のなかでもっとも不愉快な死刑執行人の仕事は通常どの職業より仕事量の割に高い賃金を支払われている」

これを言い換えると、「楽な仕事よりきつい仕事のほうが給料が高いのはみんなわかっていますが、名誉ある仕事は一般的にさほど給料は高くなく、不名誉な仕事は給料が高い」ということになります。まさにその通りで、このことをわかっているようでみんなわかっていないんです。名誉ある仕事は誇れる仕事であり、給料が少し安くてもみんなやりたがります。名誉自体が報酬にも含まれているように。
ふつうのサラリーマンは、それほど名誉もありませんが、人に言えない職業ではないので不名誉な仕事ほど給料も高くはなく、満足はしていないが不満もないといったところでしょうか。(この場合は生産性を一切無視して述べています)
逆に不名誉な仕事とはどういったものかといいますと、極端な例を挙げると「死刑執行人」や「死体清掃員」などです。みんながやりたがらない不名誉な仕事なので、その分お給料も良いです。

それを踏まえてパチプロやスロプロという仕事をみてみましょう。そういった仕事は、色眼鏡で見られることが多く、その仕事をしていて名誉を感じている人は少ないでしょう。一家に一人いたら隠すような「不名誉な仕事」といえるでしょう。しかし国富論では、「不名誉な仕事は給料が良い」とあります。しかしパチプロ・スロプロがめちゃめちゃ稼いでいるとは言い難いでしょう。あまり名誉によるメリットもなければ、報酬というメリットにもありつけない。

そう、この仕事は損ばかりしている職業なのです。デメリットだけで成り立っている仕事に、あなたは就きたいと思いますか?


生産性のなさが拭い切れない

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パチプロ・スロプロは損ばかりしていてかわいそうだ、不名誉な仕事なのに何の得もないじゃないか、と思う人もいらっしゃるかもしれません。しかし一方で、パチプロ・スロプロという「生産性のない仕事」のことを知ったら、あなたはそんなことは思わなくなるかもしれません。考えてみてください。パチプロといった仕事の生産性はゼロです。彼らの収入はお店のお客さんが使ったお金の再分配であるか、お店からのお情けで得たお金ということになります。パチンコ屋さんが国だとしたら生活保護を受けている人がそれを「これが私の職業だ」といっているのです。

人は本来生きているだけで需要が必要です。例えば食料、これは生きていくために必要です。なので、それを生産して、供給してくれる人ももちろん大切なのです。これによって仕事が成り立っており、自分も恩恵を受けているからそれをどんな形だとしても返す必要があります。つまり、世の中において「生産・供給をする=当たり前」なのです。しかし、とても重要です。なので生産性がゼロというのは批判の対象になっても全く不思議ではありません。

では、どうすればいいのか?ただパチスロをやっているだけでなく生産性を作ればよいだけです。雑誌の取材ですとか、パチスロとしての本を書いたりだとか。それを欲しいと思ってくれる人がいれば、需要と供給は成り立ちますので、決して名前だけのパチプロ・スロプロにはならないでほしいと思います。自分に生産性がないと知ったときにどれだけ恥ずかしいことか。


豆知識

アダム・スミスは1700年代に宝くじの馬鹿さ加減について述べています。

購入する券の数が多いほど損をする確率が高くなるというのが数学上の命題である。購入する券の数が多いほど確実に損をする状態に近づいていく」と。

これを知ったところで宝くじを買う人は買うと思いますが、少なくとも「期待値」などという無知丸出しのセリフは口にしない方が賢明でしょう。