パチスロのが危険!?ギャンブル依存症とパチンコ依存症の違い

芸能界で話題になっている「アルコール依存症」、日本国民全体が注目するカジノ法案と「ギャンブル依存症」など、様々な方面で「依存症」は注目されています。

依存症になって感じるのは、「日本全体が依存症に対しての認識が薄い」ということです。

当サイト(パチンコ依存症解決センター)では、主にパチンコ依存症のことを紹介していて、ギャンブル依存症も同じ意味で扱ってきました。しかし、厳密にいうとパチンコ依存症とギャンブル依存症は違っていて、どうやらパチンコ依存症のほうが厄介だということがわかったのです。

改めて、「依存症」についてもう一度考えていただきたいと思います。

というのも、一人ひとりの認知度が低いことによって生まれる悪循環が存在するためです。

元パチンコ依存症の筆者としては、多くの人が依存症を理解することによって、未来は変えられると信じています。

◆『ギャンブル依存症』と『パチンコ依存症』の違いとは

「ギャンブル依存症」とパチンコ依存症は同様の意味で使われることが多いでしょう。

「パチンコ依存症?あぁ、ギャンブル依存症ね。ギャンブルが好きでハマっちゃうんでしょ」

と勘違いしている人が多いと思います。

 

私も始めは同じような意味だと思っていました。
しかし、ギャンブル依存症とパチンコ依存症は同じ定義ではありませんでした。そこには明確な違いがありました。

ギャンブル依存症とパチンコ依存症の違いは、「とっつきやすさ」と「代替案がないこと」にあります。

ギャンブル依存症は、ギャンブルという行為が止められない状態にあります。

パチンコ依存症も同じように、パチンコがやめられないのです。他のものに代わることができません。

例えば、パチンコをやめるために競馬(他のギャンブル)にすり替えようとしても、パチンコの他にやるギャンブルが増えることにしかなりません。ギャンブルであれば何でもよいわけではなく、パチンコを渇望している状態は変えられないのです。競馬にすり替えたとしたら、そのあとでパチンコを打ちに行ってしまうでしょう。

そして、ギャンブルとパチンコの決定的な違いは、とっつきやすさです。
パチンコは日常の中に食い込んでいて、意識して避けなくてはどうしても目に入ってしまいます。大きな駅の近くには必ずパチンコ店がありますよね。

このように、パチンコ店は身近になりすぎているのです。そのため、忘れようとしていてもフラッと寄ってしまい、依存症に逆戻りというパターンは何万人が経験してきたことでしょうか。
治療中の依存症者にとって、最も危険なのは引き金(トリガー)を引いてしまうことです。一度戻ってしまうと再発してしまうとわかっていても、きっかけそこら中にあったんじゃ気持ちが持ちませんよね。そこら中にパチンコ店があるので、避けて通るのが非常に難しいといえるでしょう。

【まとめ】いろんなアディクション(依存症)をまとめてみたメジャー8個+α

 

◆パチスロのが厄介!?パチンコ依存症の真の恐怖とは?

一般的に、対象となる依存行為・依存性物質へのアクセスがしやすいほど危険といわれています。そのため、アクセスがしにくいように立法したり規制がなされてきました。

ギャンブルでいうと、カジノを建設する場所は、人口密集地や大都市部から離れたところに作るのが原則決められています。例えばアメリカではラスベガス、中国ではマカオ、フランスではモナコなど、大都市部から離れた場所に作られています。

また、毎日できるようになると依存症になりやすい点を考慮して、国営の競馬や競輪は週に3回など、毎日開催されないように決められています。

あれ・・・?

おかしいぞ・・・・?

国全体で依存症対策のためにそれほど気を付けているのに、パチンコ・パチスロは毎日やっているぞ???

 

そう、本当に怖いのはこの点です。非常にアクセスが良く、毎日開催しているのだから、依存症になるのは目に見えていますね。

国はギャンブルとは認めていませんが、同じ建物内や入口に換金所や景品交換所があるのはギャンブルといわずに何というのだろうか・・・

 

この他にも、現代には依存しやすい物が多いでしょう。

スマホ、ゲームの課金、アルコール・・・

依存するものはそうなる仕組みがあるのです。

 

◆依存症を予防する方法は?

国全体で依存症対策をせず、マスコミとスポンサーがズブズブの関係だというのは目に見えています。

自分の身は自分で守るしかないと言わざるを得ません。

そんな中で依存症を予防する方法は下記の3つではないでしょうか。

1.「君子危うきに近づかず」で依存症になりそうなもの(アルコールタバコパチンコ・ネットゲーム・市販薬)などには手を出さない、もしくは厳しく管理し限度を決めておく

2.物質や行為に依存するのではなく、信頼できる人や相談に乗ってくれる人を作る

3.依存症が病気だということを理解し、なっている可能性が少しでもある場合は選も似両機関に相談すること(ネットで様々な依存症の診断基準を確認できます)

この3点は最低でもしてほしいと思います。

根本的には、

・依存対象には近寄らない
・心の隙間を作らない

ということを心掛けてほしいです。

 

【依存症かな?と思ったら・・・】