あなたは人生の『どん底』を味わったことがあるだろうか。
何がどん底なのかはその人自身による。僕が体験したのはごく普通の人生だと思う。
生きていれば辛いことはたくさんある。どこがどん底かなんてわからない。
きっとどん底だと思ったところがどん底なんだ。
「ここから上がるしかない」って思うところがどん底なんだ。
僕の中のどん底を知れたことは良かったと思っている。
辛いことなんて味わわない方がいいって?そう思う人もいるかもしれない。
しかし僕は人生のどん底を味わうことによって、今の僕があり、人生が濃く感じることができた。
それはかけがえのないものになった。
今回は僕が人生で経験した辛いと思うエピソードを紹介し、それを経験して思うことを、
まさに今辛い思いをしている人になにかを届けられたらと思う。
親友の死
僕はごく一般的な家庭に生まれた次男だ。
過去を思い返してみると、人生にはいくつか辛い時期があるように思う。
それが日常になっているときはそれが当たり前で、「辛い」「悲しい」と思うこともあるがその感情は少しずつ麻痺してくる。
思い出す限りで辛かったことを始めに味わったのは、親友の死だ。
親友とは家が近所で、年は数個上だったが毎日のように遊んでいた。
数個下の僕をかわいがってくれていたし、僕自身も彼のことを親友だと思っていた。
しかし別れは突然きた。やんちゃだった親友はバイクによる交通事故で帰らぬ人となってしまった。
その知らせを聞いた日は、正直あまり覚えていない。すぐに受け入れることができなかったのだと思う。
徐々に実感が沸いてきたが、心の中にポッカリと穴が開いてしまった気分だった。
二人の友情はこれからずっと続くと思っていたけれど、未来はなくなってしまった。
僕はかけがえのない人をなくした。誰かを責めることもできない。彼自身が起こしたものだから。
大切な人をなくす悲しみを知った。若すぎる死を誰もが嘆いた。小学生高学年くらいだった僕には悲しみが重すぎた。
その時は「こんなにも悲しいことがあるものか」と人生の厳しさを知った。
人が一人死んでもこの世は何事もなかったかのように動いている。
誰も気にも留めない。小学生くらいの年ごろでその感覚を不思議に思った。
当たり前だけど、僕の心はボロボロでも世界は気にせず動いている。
気持ちがズタズタになっているときは、世界が灰色にみえることを知った。
いじめ
親友の死から少し経って、僕はいじめにあうようになった。
その時はすごく辛かった。誰にも相談できないし、いじめられた経験がある人にしか気持ちはわからないだろうから。
いまでもいじめられた人が自殺をしたといったニュースをみると、胸が痛む。
止められないものだったのか、とか、その時は辛くてもいつか幸せを感じるときがくるよ、とか。
まだ学生でたくさんの未来がある若者に、死を選んでほしくない。
学校という狭い組織の中で、その人にとっては世界はそこだけで、居場所がないと感じることはどれほど辛いことか。閉ざされた空間だからこそ、逃げ場がないと感じてしまう気持ちも十分理解できる。
本人は辛くて周りが見えなくなっているのだろうから、家族や周りの人は何かできないものだろうか。
もしくは本人が、気持ちを救われるようななにかをみつけられたらいいと思うのだ。
いじめに苦しむ人が少しでも減ることを願うばかりだ。
借金
社会人になって僕はごく普通のサラリーマンになった。(⇒フリーターでも正社員に!債務者のための就職転職ガイド)
ボーナス前で、「もう少ししたらお金が入るから」とパチンコを打ちに行った。
普段はあまり行かないがその日は勝てる気がしたんだ。
そしてその勘は見事に的中。大当たり連続でだいぶ増えた。
ボーナスまでそんな日が続いた。「お金がすぐに入るから」と。
始めは休みの日だけ行っていたが、そのうち仕事中にも行くようになった。
仕事は営業周りだったので、営業にいくときは少しの時間でもパチンコに行くようになった。
それから仕事にあまり身が入らなくなった。
僕はパチンコ依存症になっていた。始めは気がつかなかった。
仕事中にパチンコに行っていることが同僚にバレてしまったのだ。それに心配し会社には秘密にしておいてくれた。
そして依存症になっているぞと教えてくれた。
そんなわけないと始めは聞かなかったが、借金をして仕事の業績も悪くなり仕事を辞めようとしていたときには親身になってくれたと思う。
しかしパチンコ依存症だと感じ始めても借金が減るわけではない。
一応サラリーマンだったので、借金はかなりできた。
総額200万円を超した。そしてパチンコにのめり込みすぎて仕事していなかったことがバレ、クビになった。
タイミングが悪すぎる。借金があるのに。そこが人生のどん底だと思った。
八方ふさがりで自殺も考えたくらい。しかし僕はまだ生きている。
これ以上なくすものがないという状態になった僕に何も怖いものはなかった。死ぬ気でなんでもした。言えないこともした。
借金をしてわかる。お金は大切。パチンコにつぎこんでいたお金があれば、何ヶ月生活できただろう。
何ができただろう。お金は大切だということを、なくして初めて知ったんだ。
思ったこと
そこからは上がるだけだった。どん底にいたからこそ這い上がろうとした。
そして何も怖くなかった。死ぬことさえも怖くなくなった僕は無敵に思えた。
今は借金もあと少しで完済までみえてきている。人生には辛いことがたくさんあるだろう。
きっとそれは避けては通れない。
でも、今いるところがどん底だったらあとは上がるだけ。
それ以上の底はないと考えたら気が楽になる。
どん底はスタートなんだ。
僕が経験した辛いことはごく一般的に誰が経験していてもおかしくないようなことばかりだ。
もっと辛い思いとしている人や、辛い境遇におかれている人はたくさんいると思う。
「そんなの自分が悪いんじゃないか、僕は自分のせいではなく辛い思いをしてきた」という人もいるだろう。
でも希望は捨てないでほしい。
いつでも人生はやり直せる、スタートを切ってやろうと思う気持ちを忘れないでほしい。
死ぬしかないとか考えないでほしい。借金を解決するのは債務整理であるとか、なにかしら解決策はあるはずです。
心が疲れていたら休んでください。
辛い思いをする人が少しでも減ることを祈っています。
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