パチンコから卒業して1番思ったこと

パチンコを完全にやめた後、数か月は特に何も感じないまま過ごしていましたが、ある日、とんでもないことに気づきました。


パチンコをやめて気づいたこと

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あれ…?財布の中に金がある

これ。
これが、パチンコをやめて1番の驚きだったことです。
きっかけは多分、友達から急に「今晩、飲みに行かないか?」というような誘いを受けた時だと思います。
いつも通り「急に言われてもそんな金ねーよ」と断ったのですが、「マジかよ。どんだけねーの?」と聞かれて、試しに財布の中を覗いてみたのです。
そしたら、1万円ちょっとくらい入っていたのです。

「あるじゃん!」

ということで飲みに行ったわけですが・・・
自分でも驚きました。財布にお金がちゃんとお金が入ってたことなんていつぶりだ?
いつも財布にお金を入れるときはパチンコに行くまでの道中くらいで、
買いたいものとか行きたい場所とかにお金を使うことがなかったので忘れていました。

「財布にお金が入っている」

それだけで心に余裕が出来る気がするのです。


お金が、出て行かない!

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そして何より、お金がしっかり留まっていることに驚きました。
使ってないから当たり前なんですけどね。
給料が出て1週間。給料日に2万円ほどおろしたので、1週間で8000円しか使っていないという事実に腰を抜かしました。一般的に見ればまだまだ出費が多い方かもしれませんが、パチンコ依存症時代は毎日1万円使っていたようなものですから、それに比べたら圧倒的に少ないです。
パチンコに行かないというだけで、こんなに財布の中の金がなくならないものか…!と感動しました。
まともな生活(→「マトモな生活」とは?)を心がけていただけなのに…とも思いました!
ただ、それと同時に、自分で自分の財布の中身を正確に把握していないというのは、パチンコ依存症の時からの悪い習慣のように思いますので、これを今後は直して行こうと思います。


若干の無気力感?虚無感?

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あとはなんだろう。
パチンコに行かずに何をしたらいいかわからない、なんてこともありました。
若干の虚無感を感じつつ、朝は仕事に出勤して、夜テレビを見て寝て、また仕事という繰り返しです。
これに飲み会や遊びが入ってくるわけですが、ベースの生活は代わり映えはしません。
そこに無気力感を感じていたのかもしれませんが、それほどパチンコの存在が大きくなっていたことに、私自身気が付きませんでした。
心の中にポッカリ穴が開いた感じ。

でも、すぐに思いました。
パチンコ店にいたときが異常なのだと。
普通日常で、店内であんなに興奮することなんてないでしょ!?
それをみんな平然と澄ました顔でパチンコを打っているんですから、そりゃ感覚も狂いますよ。
何もない普通の毎日に違和感を感じていたけど、逆でした。
普通が異常なのではなく、パチンコにいたときが異常だったんです。
早くそんな毎日に慣れて、しっかり生きていけるようになりたいです。
パチンコに通い詰めていた日に戻るのが怖いですから。