パチンコ依存症の治し方:我慢か共存か

2種類しかない

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パチンコの魅力に取りつかれて、骨抜きにされているみなさま。これから『パチンコとの付き合い方』について紹介したいと思います。
まず、パチンコ依存症の治療には様々な方法がなされていますが、根本にあるのはいつも「パチンコとどう付き合って行くか」というテーマです。
パチンコとの付き合いかたには大きくわけて2種類あります。
我慢するか、共存するかです。

我慢するというのは、パチンコを完全に断つというシンプルなものですが、詳しく説明すると、パチンコの代わりになる趣味をみつけたり(詳しくはこちら⇒パチンコをやめて趣味をみつけよう)、ストレスが溜まらないようにしながら、パチンコと上手に縁を切っていくことです。

一方共存するというのは、もうパチンコをやめることは諦めて、自分の限度の範囲内で楽しむということであり、パチンコと上手に付き合っていくことです。
自分の限界を知っているから、その範囲内であればパチンコをやって良いだろうとし、「自分は共存しているから大丈夫」と自覚がある場合は良いと思います。

共存するを選択した場合、様々なポイントがあります。
限度の定義もその一つです。自分で決めるとつい甘く判断しがちです。なので、こちらを選択する場合には相当ストイックになることを覚悟しなければなりません。
「自分は共存していると思い込んでいるが、実際は食われている」なんてよくある話です。
パチンコ依存症患者とパチンコ店は弱肉強食の良い例ですから。
なので一生食われないようにしなくてはいけないのです。
その方法が、「我慢」か「共存」なんですね。しかし、この言葉だけに踊らされずに、ちゃんとした「ルール」を作りましょう。

しっかりとパチンコとうまく付き合っているという幻想ではないか?と問いましょう。
限度をちゃんと守っているか、借金はしていないか、などは重要なポイントです。
パチンコは勝ち続けるということはありませんから、負けている額も把握し負けが膨らむこともわかっていながら、それでも楽しみながらパチンコと付き合えているでしょうか。
それが出来ていたら、パチンコ依存症は克服しかけているといっても過言ではありません。
パチンコは「娯楽」であり、「依存」ではないと言い切れるでしょう。


好転反応

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そして、この段階に来るとさらに嬉しいことがあります。
それは「好転反応」というものです。
タバコを例に挙げてみると、「タバコをやめてニキビができた。しかしそれは好転反応によるもので、体の中から毒素を出している、つまり、体をキレイにしようとがんばっている証拠なのだ。そしてそれはしばらくすると治まるのである。」といった具合に、やめたことで状況は悪化しているように見えても、実は良くなっているというものです。
もし「好転反応」というものを知らなければ、「辞めたのに悪化して最悪だ。これじゃやめても意味はない」と思ってまた再発してしまうところも、これを知っているだけで、「これが好転反応か!ということは良くなっている証拠!もっとがんばろう!」と思えるのです。
一見悪くみえることもこんな風にとらえられたらこっちのもんですよね。

パチンコもそう。頭の中がパチンコのことでいっぱいになり、禁断症状が出ても、行かないことで自分を褒めてあげたくなるのです。
一見すると苦しいだけですが、物事には「良い面」と「悪い面」の両面あると知っておくことで、「良い面」に目を向けられる癖をつけることができるでしょう。
意識して行うことに意味がありますので、苦しいときも「なんでこんな思いしなきゃいけないんだ!」と自暴自棄になるよりも、「こんなに苦しいことにもきっと意味があるはずだ!がんばって乗り越えよう」と前向きに考えることで徐々に改善につなげていってほしいと思います。