このままだとどうなる?

パチンコ依存症のままでいると、今後どうなっていくのでしょうか?


パチンコ依存症のままで生きていたらと仮定してみた

管理人である私は現在30歳をちょっと過ぎたところです。そして28歳の時に完全にパチンコもスロットも卒業しました。しかし、もしあのまま卒業せずにいたら今頃どうなっていたかを想像してみました。

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真面目な顔で嘘ばっかり。
昔の自分とパチンコ依存症になった時との一番の違いは「嘘をつくのが平気になった」という点です。「嘘が上手くなった」というわけではなく、「平気になってしまうほど嘘をつく回数が多くなった」ということです。そして次第に相手が断りにくい嘘を考えることが多くなっていきました。「バレバレだけど人情的に断りにくい」という嘘を考えることが増え、次第に自分でも自分を疑うようになって、自分に自信が持てず、人が自分のことを良い風に思っているわけがないと思うようになりました。完全に被害妄想ですね。

 


被害妄想は視野を狭くする

被害妄想が強くなるとどんどん自分で自分を悪く思うようになります。なので、家族でも(→ご家族の方へ)親友でも、誰が相手でも「自分が素直に悩みを打ち明けたところで親身になって聞いてもらえるはずもなく、ただ説教されて、ただ相手の中での自分の評価を下げて終わりだ」と思い込むようになります。
それが進むと「パチンコ依存症なんて言っても分かってもらえない。どうせ当たり前のこと言われて終わるだけだ」と決めつけ、自分を守るようになります。
こうしてどんどん人の話を聞かない人間になっていくルートが見えます。


自分の将来の姿を見た日

感情のままの言動を取り、意味の分からない理論をまるで正論のようにのたまい、人の話を聞かないのにプライドだけは高くて自分が可愛くて仕方がない。そういう人ってどこかでよく見るなと考えてみたところ、コンビニ等で接客のバイトしていた頃、月に1回は遭遇していた「クレーマー」のおじいさん・おばあさんにソックリなのだと気付きました。

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歳を取ったら自動的に止められると思ったら大間違い!
一度、コンビニで万引きしたおばあさんを捕まえたことがあるのですが、事情や反省度合次第では見逃そうかと思っていたのに、おばあさんが口にしたのは物凄い言葉だったのです。
「ここではこのジュースを140円で売っている。でもあっちのスーパーに行けば100円で売っている。私は最近までそれを知らなかった。今までに10本は買ったから400円も損をした。その分をタダでもらって何が悪い?100円で売れるものを140円で売っているお前らが悪い。私は戦争で足を悪くしていてスーパーに重たいものを買いに行くのは辛いんだ。お前らがスーパーまで買いに行くか、ここも値段を100円にしろ。じゃなきゃ今後も損した分をタダでもらう」
ちっとも反省していない上に「今後も同じことをする」と宣言されてしまったので、仕方なく警察を呼ぶことにしたのですが、よくよく聞いてみたら、そのおばあさんは戦後の生まれでした。きっと今まで「戦争で足を悪くした」と言えば同情してもらえてきたのでしょうね。
人の話を聞かず、自分が悪いのではないと開き直り、それでも相手の人情に訴えかける嘘だけはきっちり挟んでくる。まるでパチンコ依存症である自分の将来を見せつけられたような気分でした。

 


極端な例だと思いましたか?

当時の店長は「年に2~3人は老若男女問わずああいう本気でどうしようもない人がいるよ」と言っていました。その店があった県には同じ系列のコンビニが約450軒あったので、年に2人だったとしても、1年間で900人は「本気でどうしようもない人」が出没しているわけですね。900人って高校の全校生徒数より多いですよね。

自分がその1人にならないと言い切れる自信は、パチンコ依存症を自覚していた当時の私にはありませんでした。

あなたは、自分は大丈夫だと言い切れますか?

今はまだ平気でも、パチンコ依存症でい続けると「本気でどうしようもない900人」の仲間入りする可能性が跳ねあがります。


パチンコ依存症の末路は、想像を絶する

上記で挙げた例は、実はマシなほうかもしれません。

パチンコ依存症が起こした事件や犯罪を見ると、想像を絶する現実が待っています。
「どうしようもない奴」はまだ立ち直る術があるのかもしれませんが、犯罪や事件を起こした人の未来は非常に過酷なものとなるでしょう。

同じパチンコ依存症患者として、あなたの未来はこうなっていない保証はありません。
誰でもこうなってしまうかもしれないという覚悟を持って読み進めていってください。