パチンコ業界の「いま」と「みらい」若者のパチンコ離れが加速中

パチンコ業界がなにやら危ないらしい!?若者がパチンコ離れを起こし店舗数や設置台数が減少をたどっているとのニュースを耳にし、業界は今どのような状態なのか、そしてそれはどういう意味を成すのかを管理人なりの視点で考えてみました。
パチンコ依存に苦しんでいるから、業界自体が縮小しているのであればなくなる可能性があって良い!?そんな単純なものでしょうか?
パチンコ業界のこれからはどうなるのでしょうか?

 

大手のみになるだろう

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パチンコはかつて30兆円市場ともいわれており、2003年ごろがおそらくピークでした。
そこからゆるやかな右肩下がり傾向が続いています。
最近では「パチンコ機72万台の回収」というニュースが世間をにぎわせましたね。
72万台というのは、もともとあったパチンコ機300万台の25%を占めており、これはパチンコ業界にとっても大打撃になったことでしょう。
それも含め、「パチンコ問題」は何も解決していないどころか、問題が山積みになっています。
根本的にカジノNG、パチンコOK、という3店方式の黒に近いグレー問題。
射幸性が高く社会問題にもなった「依存症」問題。
最近ではソーシャルゲームが流行り「遊び」自体が多様化してきてパチンコが必要なくなった「パチンコ離れ」問題。
それに加えて4年後に迫る東京オリンピックの際に街の景観問題なども残っています。
何一つ解決はしていませんが、パチンコ業界自体が衰退しているのはまず間違いないでしょう。
これを受けて小規模でやっていたパチンコ店などは倒産を余儀なくされおり、残るのは大手のみと予想されています。
行きつくところはこれでしょう。
また最近は企業間で提携したり合併したりしてますますこの傾向が強いです。
圧倒的な資金力と横のつながりのある大手だけが残り、小規模のパチンコ店は数年の間に消えるでしょう。
しかし、大手のみが営業していくことになるとしても、パチンコ自体が消えることは考えにくいでしょう。

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「朗報」ではなく「悲報」・・・

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では、なぜ客は減ったのに営業していけるのか?
パチンコ依存症の方にはパチンコ業界の衰退は一見「朗報」に感じるかもしれません。
パチンコ業界が衰退すれば自力で治さずともパチンコから離れることができます。
しかし!実はそれだけではありません。。
パチンコ依存症の方にとっては「朗報」ではなく「悲報」である可能性が高いです。
というのも、パチンコをする人が減ると、まず「稼働率」が下がります。
以前は数千万人の人でパチンコ業界を支えていて、一人当たりが貢ぐお金は少ないお金で済んでいました。
しかし、稼働率が下がると一人当たりに貢がせるお金は高くなります。
パチンコに依存している限り、パチンコ業界の景気に左右されます。
パチンコ業界がなくなることはありませんから、景気が悪くなれば、パチンコ依存症の人から吸収する割合が全体的に高くなるだけです。
つまり、パチンコ特有の興奮や射幸性を手に入れるためには大金をつぎ込まなければならず、
かといって辞めることもできないので要求は高くなる一方。
パチンコ依存症を根本から克服しなければ、その負の連鎖は終わりません。

 

管理人が思うパチンコ業界とパチンコ依存症の未来

pachinko

パチンコ業界は衰退していきていて、30兆円市場から20兆円ほどになったといわれていますね。
20兆円もあるなら大丈夫と思われるかもしれませんが、これは大きな減少です。
また、年齢層の高齢化も関係しています。
若者をうまく取り込めず若者離れを起こしつつある現在からみて、明るい未来はあまり期待できません。
パチンコ業界はパチンコ依存症患者を道連れに衰退していくのではないかと管理人は考えています。
パチンコ依存症患者にとってパチンコは生活の一部なので、切っても切れない関係にあり、道連れになってしまいます。
そうすることで余計に世間から離されてしまい、気がついたときには時間だけが過ぎていってしまっていた・・なんてことに。
しかし、パチンコ業界は資金力があるのでなくなることはないでしょう。
破滅するのは道連れにされたパチンコ依存症の方のみです。
胴元はのびのびと生活していることでしょう。
これからの規制などの動きにも注目ですね。


いかがでしたか?
パチンコ業界の未来はどうなるのでしょうか。そして、依存症の方の未来はやり方によっては治ります。
パチンコ依存症については当サイトで主に取り上げています。
何度も繰り返しますが、パチンコ依存症は回復できます。
全てに遅すぎるなんてことはありません。人は今すぐにでも変わることができます。
パチンコ依存症の方は少しでも少ない未来であることを願うばかりです。