パチンコ依存症解決のテーマ:人はなにで動くのか

感動・知動・理動の関係

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人が行動を起こすときは何か考えや、求める物があって行動する。その行動の種類を分類すると、感動・知動・理動にわけることができる。この中でも人は特に「感動」でしか自然に行動する事が出来ない。感動とは「感情によって動かされる事」。喜怒哀楽を感じる物にこそ人を突き動かすほどの力があるのだ。いままで感情に左右されたことがみんなあるはずだ。感情は一番厄介なものであるが、一番人を動かすことができる。
対して「知動」や「理動」は知恵や理屈によって行動を起こすものだが、これは意識をしないと人は行動を起こす事はない。感動は人の体を自然と動かすが、知恵や理屈は人を突き動かす力はないのだ。

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ではパチンコに行く行動はどれに該当するかというと「①感動」である。「行きたい」という感情が強いから止めることができないのだ。逆に、「行きたくない」という思いが強かったら、行かなくなるのかもしれない。
つぎに、辞めなければやばい!という思いは「②知動」であったり「③理動」である。ギャンブル依存症であるとわかっていたり、パチンコに行ってはいけないと知恵や理論的にはわかっているのに行ってしまう。
しかし、「辛い!辞めたい!」と思う事そのものは「感動」なのだが、これは本来「パチンコに対する感情」なので、実はよりパチンコへの依存を強めてしまうということもある。なので考えすぎにも注意が必要である。

ここで余談。人を動かす3つのことを紹介しよう。それは、「愛情・利害・恐怖」だ。この中のどれかを相手が感じていたら、自分のいうことを聞いてくれるはずだ。それを自分に応用してみよう。パチンコに行くのは「利害」だ。それを「恐怖」に変えてみてほしい。しかし、これは体験するしかないのでそう簡単にはいかないが。自分はなんのために行動しているか?ふとした時にでも考えてほしい。

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パチンコを辞めさせない複雑型の依存

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私は、パチンコ依存症は誰にでもなり得るものだと思っています。ここでは、パチンコを始めようとしたきっかけがある者のみに焦点を当ててみる。もしあなたにパチンコを始めるきっかけがあったのなら、それは同時に、「パチンコをやめさせないきっかけ」にもなるということだ。例えば、生活費に困ってそれをまかなうためにパチンコを打っていたり、借金に追われていたり。その問題を解決するためにパチンコを打ち始めたら、負のスパイラルの真っただ中にいる。「そうするしかない」からだ。それは義務化しているのである。それほど依存する理由も納得がいってしまう。

パチンコ依存者の消失~心の麻痺~

次に、「人間関係」がパチンコを辞めさせないなんて事も原因として大きい。
「俺(わたし)はパチンコをやめたんだ」としっかり自己主張できるなら良いのだが、自己主張が出来なければ人間関係によってズルズルとパチンコ屋に足を運ぶことになる。もしかしたら家から出て遊ぶといえばパチンコしか行ってない、思いつかないなんて事にもなりかねない。

辛い!辞めたい!でも「それしかする事がない!」というのはパチンコを打たせる十分な理由になるのだ。そして、人間関係の状態によってパチンコから抜けられなくなるかも決まる。

パチンコをやめて趣味をみつけよう

パチンコ依存症というのは、「ここを解決したらすべてが上手くいく」というほど単純なものではなく、複雑に絡み合って依存傾向にあるということを頭にいれておいてほしい。そして、それに悩んでいる人に少しでも安心してほしい。絡まった糸をほどいていくしか方法はなかったんだ。自分は悪くない。たまたまパチンコ依存症という病気にかかってしまっただけなのだと。