パチンコ依存症がリバウンドしてしまったら

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パチンコ依存症になってどれくらいでしょうか?
長いパチンコ生活の中でスリップしてしまうことの一度や二度はあるでしょう。
そのときに自信を無くしてしまう気持ちもわかります。
私は、禁パチを決意して、2週間ほどで「スリップしてしまう夢」にうなされたりしました。
そういったときの夢はやけに鮮明で、物凄い後悔が押し寄せてくるのです。
夢の中なので余計に感情豊かになっていたのかもしれませんが、ひどく落ち込んで起きるのです。
そして夢だとわかると安心します。「あぁ・・・よかった。これは忠告だ。」
「行ったらあんなに後悔する」という自分の気持ちを知ることができ、いわば「感情を先取り」ができたことで助かったことは何回もあります。
そんな夢を見るたびに、「あんな思いはもうしたくない」と心に固く誓うのです。

・・・とまぁ私の体験談にスリップしてしまいましたが・・・笑
話しを戻すと、実際に挫折(スリップ)してしまった方と、それを乗り越えて回復に向かっている人の「違い」、そしてそれを経験したからこそ思うことなどがいくつかあります。
それを、今回は紹介したいと思います。

リバウンドする人としない人、その違いとは

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挫折やリバウンドなどの禁パチに失敗したときに「スリップ」と言いますが、そもそも依存症を治すことがどれだけ難しいことか本人はわかっていない場合が多いのです。
大体の人が、依存症を舐めてかかっていて「やめようと思えばやめれる」というスタンスです。
それはパチンコ依存症の一つの特徴でもあります。
「自分は依存症ではない」といった否認もその一つでしょう。
そして、そんな人が禁パチをしようとしたとしても、簡単にリバウンドしてしまい、そこで初めて気づくでしょう。
「止めることがこんなに難しいのか」ということを。
そしてそこからパチンコ依存症の解決方法や治療などの情報を集めたり、周りの人に宣言したり、助けてもらったり、ようやく動き出すのです。
まず、この「動き」」にもリバウンドしてしまう人としない人の差がありますが、まだ、決定的に違うことが3つあります。
逆を言えば、これを埋めてしまえば「回復」に近づくことができる、ということです。

ひとつめ 「状況」
依存症によって借金をしてしまいこれ以上借りれない、やお金が底をついてどうしようもない、といった「絶体絶命」の状況にいる人は、リバウンドも少ないです。
逆に、借金もなくある程度の生活もできていたり、状況的に追い詰められてはいないが、何となく不安なのでやめようかと漠然とした考えを持っていう人はやめにくいです。
状況の違いは「危機感」を与えてくれるかくれないかだと思います。

ふたつめ 「覚悟」
一つ目にも通じるものがありますが、「危機感」がないことによる「覚悟のなさ」は依存症克服の足を引っ張ります。
家族や周りの人を裏切っているという罪悪感などが強い人は覚悟がありますが、あまりない人は「やめること」に対する意識が薄いようにも感じてしまうほど、スリップ率が高いです。
パチンコ依存症の克服に「覚悟」はあまり必要ない、治療が大事だ、と言われがちですが、やはり「本人の意志・覚悟」に勝るものはないでしょう。
その本人の強い気持ちは、周りの人にも伝わっていきますから。
熱い気持ち」というのはどんな場面であっても強いです。

みっつめ 「理解」
実はパチンコ依存症の認知度はあまり高くありません。
周りの人に誤解されたり正しく理解されないだけでなく、本人も正しく理解していない場合は致命傷になりかねません。
本人が理解していないというのも、自分自身を深く掘り下げたり知ったりしていくことを避けることによって治るものも治らなかったり、回復の兆しが見えなくなることがあるのです。
そういったときにやはり必要なのは他の二つであったり、周りの人や専門家のサポートだったりします。
依存症」というものを正しく理解しましょう。


今回紹介した以外にもあるとは思いますが、決定的に違った部分だったり、注意していただきたい部分だったりをピックアップして紹介しました。
あなたはリバウンドしていないでしょうか?
ドキッとした方も、いま賢明に依存症を戦っているかたも、もう一度当てはまるか考えてみてください。

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