なぜ犯罪者が痴漢をするか、その心理は正常な人はわからないかもしれません。しかし、痴漢を働く人の中には全く罪悪感を持っておらず、常識では考えられないような思考回路をしている人も少なくありません。
そんな痴漢常習犯とギャンブル依存症者の共通点とは?結びつかないこと点と点が線になったとき、ギャンブル依存症の回復に繋がるかもしれません。
今回、痴漢常習犯とギャンブル依存症患者の共通点を見ていきたいと思います。
◆痴漢常習犯の心理
長年痴漢常習犯をみてきた方によると、痴漢を肯定する気持ちは各々が驚くべき心理状態で行っていることがわかりました。痴漢をする人の中でも心理状態や背景は様々です。一例としてご覧ください。
Aさんのケース
彼は『痴漢は犯罪である』という認識が欠如していました。こういった主張を聞いても、「自分は優しく触っているから痴漢じゃない」と本気で思い込んでいるのです。 Bさんのケース 『痴漢には冤罪が存在する』という強い主張を持っているBさん。そこからどういったわけか考え方が派生しすぎて「冤罪が存在するのだから、自分は触って良い」という。 Cさんのケース ストレス解消法の一つとして痴漢を常習的に行っていたCさんは、仕事を頑張ることで痴漢が許されると主張する。 Dさんのケース 痴漢する数のノルマを決めているDさん。「今週はまだノルマをクリアしていないからもう1人触らなければ」という主張に、もう何がなんだかわからなくなってくる… Eさんのケース 「あなたの大切な人が同じように痴漢をされたらどう思いますか?」という質問に対して、「相手を殺してしまう」と答えてきました。でも、そこで思考は終わり。「それくらい怒りに駆られることを自分がしている」や「自分も殺されてもおかしくないことをしている」という考えは到底及びません。想像力がないのでしょうか。 |
このように、痴漢をする人の気持ちはどこか凝り固まっている印象があります。彼らは、自分の主張と痴漢をすることの前後関係が全く成り立っていないことに気が付かないのです。本気で肯定している。悪気のない犯罪ほど厄介なものはありません。
痴漢は依存症の一種で、治療には時間がかかります。広い意味ではギャンブル依存症や薬物依存症と同じだということです。
考え方が固定されると、それを解消するのは時間がかかります。肩こりと同じように、凝り固まっているのでほぐしていく必要があります。
◆依存症の脳は凝り固まっている!?
依存症になると脳が変形します。(⇒ 【まとめ】すべては脳次第。パチンコ依存症がもたらす脳への影響4選)
これは依存症を研究している人なら多くの人が認識している事実でしょう。
それほど「依存症」というものは怖いものなのです。
依存症になりやすい人というのは実際にいます。(⇒私が思うパチンコにハマりやすいタイプ・パチンコ依存症になる15個の原因で自分を知る)
時間をかけてなっていくので、「依存症」に関する知識が大切です。知ることで、変わることがあるかもしれません。
あなたの中の依存症に関する誤解を解き、正しい知識を入れましょう。(⇒パチンコ依存症にまつわる20の誤解)