ギャンブル依存症の実態

ギャンブル依存症は厄介

摂食障害やアルコール依存症などは広く知られており、周囲も気づきやすいですが、ギャンブルい損傷はまだ広くは知られていないため病気であると理解してもらえず、それも手伝って進行しがちだそうです。

あまり知られていませんが、国連の専門機関のWHO(世界保健機関)は、「ギャンブル依存症は病的賭博、つまり病気である」と認めているのです。

女性のほうがなりやすい!?

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2010年、「成人女性の1.6パーセントがギャンブル依存症である」と厚生労働省の発表しました。成人女性の人口はおよそ5400万人です。換算すると75万人…また、あさイチのアンケートによると、自ら「ギャンブル依存である」と回答した女性は、1766人中、157人でした。その8割はパチンコ・パチスロにハマっているそうです。パチンコは街のあちこちにありフラッと行ける気軽さから、ハマってしまう人は多いです。

≪女性のギャンブル依存症157人≫
・パチンコ、パチスロ・・・148人
・宝くじ・・・10人
・競馬、競輪・・・5人
(あさイチアンケート1766人回答)


 

ギャンブル依存症の診断基準

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アメリカの精神医学界が作成した診断基準が、日本でも用いられており、診断の際に10項目中5つ以上該当すると、ギャンブル依存症といわれています。

≪ギャンブル依存症の診断基準(5つ以上)≫
・イヤなことがあるたびに行く
・頭から離れない
・していないとイライラする
・やめようとするができない
・賭け金が増えていく
・損をギャンブルで取り返そうとする
・仕事や人間関係に影響が出る
・ギャンブルのためにウソをつく
・他人のお金に手を出す
・資金を得るために違法行為に走る

いかがでしたか?

これは重要な判断基準ですね。


 

ギャンブル依存症になりやすい性格

1.コミュニケーションがうまくとれない

2.自分を表すことが苦手

3.自己評価が低い

真面目な人が多いそうです。負けた金額や理由を書いている人もいたようです。
(余談ですが、私自身も初めて大きな負けを味わったとき、メモまではしなかったものの、「なぜ負けたのか」をひたすら考えていました。理由などないのに・・・そのときの私は「理由」が知りたくて仕方がなかったのです。いまでは、理由などないこともわかりました。)

◉また特徴としては、30・40歳代のギャンブル依存症の人は新奇性が高く、20・30歳代のギャンブル依存症の人は、リスク・損害回避性が低いそうです。