元恋人の思い出のような感覚
何回も言うように、パチンコ依存症は病気です。なので、ふとしたときに再発することもあります。特に、やめて半年くらい経って「パチンコに行くことへの罪悪感が薄れたとき」が、怖い時期です。それくらいの時期には、辛いことはほぼ忘れてしまい、楽しい思い出しか思い出せないからです。そしてフラッとパチンコを打ってしまい、そこから再発してしまうパターンは少なくありません。パチンコがもはや元カレや元カノのようになっていて、「綺麗な思い出」になっているのです。みなさんは経験はありませんか?別れるときはとても憎んでいた元恋人との思い出も少し時間が経つといい思い出に変わっているとき。
ちゃんと自覚してください。綺麗な思い出だけだったら、別れてませんよ!!!
そう、パチンコも同じ。あなたに利益だけを与えてくれて、苦しめられていなければ、パチンコをやめようとは思わないでしょう?苦しいことが多かったからあなたはパチンコから離れようとしたのです。それは紛れもない事実。少し感覚が緩んだときにも、あなたの心の隙間に入り込んでこようとします。それもパチンコの恐ろしいところ。では、具体的に何をしたらいいのか。
ボイスレコーダー
それは、ボイスレコーダーに決意を入れて、それを繰り返し聞くことです。これは意外にも効果があります。そうすることで、全く関係のない医者やこういったサイトでみて決意をしたとしても、実際にあなたに全てを伝えることもできなければ、あなたの心に響くかもわかりません。悲しいことに人間は忘れる生き物です。そこを忘れてはいけません。なので、忘れないように物質がいります。自分の声で言うことによって、思いとどまるのです。自分がどれほど辛い思いをしたか、辞めてどうしたいか、などボイスレコーダーにいれる内容は様々だと思いますが、自分がなんと言われたら一番そのときの気持ちを思い出せるか試してみてください。使っている携帯のボイスメモだと簡単に録音することができて、さらに簡単に聞くことができるのでオススメです。
例えば入れる内容としては、ポジティブな面だと「なんでやめたいと思ったか」「自分している決意」「こうなりたい理想図」など。自分に強くいうなら「なんでこうなったんだと怒る」「治さなかったらヤバいぞと思うことをひたすら言う」「自分のダメなところをあげて奮い立たせる」など。ぜひ参考にしてみてください。
自然治癒はありません
パチンコ依存症の怖いところは、「進行性で自然治癒がないところ」である。しかし、それが知られていないのが現状です。ニュースなどをみていても、依存症について「病気だから治療しなければいけない」といったのはデープ・スペクター氏くらいで、依存症の治し方の認識に浸透性の弱さが感じられます。なので、ちゃんと治っていなければ再発してもおかしくありませんし、治し方をちゃんと知っておくべきだと思います。
せっかく治ったと思っても、再発してまた戻ってしまったら怖いし自信を無くしてしまいます。
たとえば健康診断でも、異常がみられたらすぐに改善するだろう。それくらい病気には敏感になっているのに、依存症に対して「まだ大丈夫」という気持ちが強いから、病気は放置されさらに進行し、発見されたときには重症化しているなんてケースも珍しくありません。そのために、本人も周りの人も、依存症にたいして正しい認識をするべきだと思うのです。
あなたはどんなタイミングであれこの記事を最後まで読み、なにかを思ったことでしょう。見なければまた繰り返していたかもしれません。そうならないために、再発するかもしれないことを頭にいれておいて対処するのが賢いやり方。再発してしまっても、自信をなくさずに自分ならできると「声」にして伝えてあげましょう。再発を防止すること、そして再発したらすぐ治療に取り掛かること、そんな当たり前のことを再認識してください。
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