パチンコ依存症の人が借金を併発しやすい理由とは

なぜそんなに簡単に大金を使うのか?

冷静に考えてみるとわかるのですが、当事者はほとんどわかっていません。
自身の「金銭感覚」が狂っていることに。(⇒パチンコと借金
「なんでそんなに湯水のようにお金を使うの?」
そう思うことは普通です。
しかし、パチンコ依存症の人は金銭感覚が狂っているので、1000円を100円くらいにしか思っていません。

では問題です。
パチンコで1万円を使い果たす時間はどのくらいかかると思いますか?

A.約30分
B.約1時間
C.約2時間

さて、どれでしょう?

シンキングタ~イム!!!

nayamu_syoujyo

どぅるるるるるるるるるぅぅぅぅ・・・・・・・・・・ダン!!!
正解を発表します!
正解は「A」です!!!(えぇぇぇぇぇ~~!!)
驚くことなかれ!パチンコにどっぷり浸かっている方はおそらく驚かないでしょうけど・・・
そう、パチンコの世界では1万円はほぼ「何もできない存在」です。
「1万円じゃ何もできないよ・・・」そんな声が聞こえてくるようです。

そう、先ほども言ったように、10000円は1000円くらいの価値に思っているでしょう。
その人が自給2万円を稼いでいて、パチンコで1万円を30分でなくしても働けばすぐに取り戻せるので良いと思いますが・・・
おそらくそれくらい稼いでいるということは「デキル人」だと思いますので、パチンコ以外にやることが多すぎてパチンコにハマっている場合ではないでしょうね。

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パチンコとお金のお話

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パチンコ依存症の人が借金を併発する理由は、現実との差にあり

rasennkaidan

それでは、本題に戻ります。
パチンコ依存症の人が借金をする理由は、「金銭感覚が狂っているから」という言い方ですべてが片付いてしまうのですが、ここではもう少し掘り下げて、金銭感覚が狂っているとどういったことが起こるのかを考えてみたいと思います。
本来、金銭感覚が狂ってしまう順番は、
たくさん稼ぐ→たくさん使う→またたくさん稼ぐ
となっている、いや、なっていなければならないのです。
しかし、パチンコ依存の方は
たくさん使う→少し戻ってくる→さらにもっと使う
というサイクルなのです。
これでは稼ぎ続けてでもいない限りどうにかしてお金を作らないといけなくなり、すぐに家計は回らなくなります。
そうなると、「借金をするな」という方が難しい話ですよね。
借金をしてしまう人は、理想と現実との差があまりにも空いてしまった結果なのです。
パチンコ店を現実の世界だと思わないほうがいいでしょう。
本来あるべき姿と現実の姿がかけ離れていった結果が「借金」を招くのです。

パチンコによる借金はパチンコで返済する?!

金額ではなく、「価値」で決めろ

tenbin

あなたが今までパチンコに使ったお金と、パチンコをやったことで得られた価値は、イコールだったでしょうか?
もちろん、イコールであるわけがないと思います。
しかしここで言いたいのは、価値と金額は必ずしもイコールにはならないと思っているので、そのときは額ではなく「価値」で決めたほうがいいということです。
そこに重きを置くことで、お金を使うときに一度手を止める可能性があるからです。
お金を使うとき、「そのものや体験にこのくらい使う価値があるか?(もしくはあったか)?」を自然と考えることによって、お金が自分にとってどんなものなのかを確かめることができるのです。
そうして「心の充実感」を得てください。
本当に胸を打つものや経験は金額ではなく「価値」にお金を払っているのだとわかるはずです。

機会コストの考え方からパチンコ依存症克服を目指す

私は時々、パチンコ店の通貨が現実世界で使えないものだったらいいのにと思います。
パチンコ店でしか使えない「仮想通貨」。
儲けるのも使うのも、パチンコ店のみ。
そしたら少しはパチンコ依存症の人が減るんではないかと・・・
そうなるわけはないのですが、そんなところに「希望」を少し感じたいと思いました。
もし現実世界で一切使えない「仮想通貨」だったら、あなたはパチンコをしますか?
「そしたら少し考えてしまうな・・・」と思った方は、そこに固執している理由があるのです。
パチンコ依存症を克服できる日も近いかもしれません。