パチンコ依存症と薬

パチンコと私

私がパチンコ依存症になったときの話をしたいと思います。(現在20代前半の女性)私がパチンコをしたきっかけはおそらくあまり覚えてもいないような些細なことでした。その頃私が好きな女性歌手がいて、それがパチンコになっていることを友達が話して知りました。それは1パチでした。1パチだったら減るお金も少ないし、やってみたらと友達に言われて、一緒についてきてもらって打ちました。その時たまたま当たったのですが、1パチだったので大金にはならず・・・しかし、「これが4パチだったら・・・」と思わず計算してしまいました。実際に手に入れたわけではないのに、その分損したような感覚になりました。それから頻繁に行くことはなかったものの、週に2回くらいは行くようになりました。慣れない雰囲気を今日は出るかなといった期待感からでしょう。すごく楽しかったのを覚えています。今考えるとお金を失っている日もあったのにそれでも私はなぜか楽しかったです。1パチだからあまり損はしていないとどこか余裕を持っていました。本当に馬鹿です。それから少し4円パチンコもするようになり、私はすっかりパチンコ依存症になっていました。気持ちが上がったり下がったり。知らず知らずのうちにその刺激なくしては生きていけなくなっていたのでしょう。しかし、そんな日々もつかの間、お金が底をついて一気に不安がおそってくるようになりました。


パチンコと薬と私

パチンコに行っている間は落ち着く。しかし負けたりした日はベッドの中で不安と戦う日々でした。そんな中、いろんなことが重なって精神的に参ってしまい、病院で受診したことがありました。その時はただのストレスですと言われ、薬を出されました。それを飲んだときは不安になることはありませんでした。しかし、悪い意味でも心の中が「無」になりました。しかし、それを飲まないと不安に襲われ、飲むと落ち着くというより「」になれるので、手放せなくなってしまいました。それからも病院に通い続け、薬も飲み続けました。パチンコに行く→不安になる→薬を飲む→無になる→を繰り返していった結果、自分がどういう状態かわからなくなり、感情がどういったものだったか、将来どうなりたいか、なにも考えられなくなってしまいました。いまは依存症を治すとともに薬を飲むのをやめ、徐々に状態は良くなりつつあります。しかし、その頃のことを考えると今でも怖くなります。私自身が何も考えることを辞めてしまったのですから。習慣としてパチンコには行っていたものの、「自分は何をしているか、なぜそれをしているか、楽しいか、辛いか」など頭にないのです。「全てがどうでも良くなる」ということがどういう状態なのか、私は最悪の事態の中で知りました。いままでやけになって「やーめた!」となることはもちろんありました。しかしそれは「無」ではなく、苛立ちであったり退屈さからきていたり、いずれにしても感情といえるだけの気持ちが何かしらありました。しかし、私は初めて「気持ちが無くなる」という怖さを知りました。しかし、それを飲んだあとは決まって物凄い恐怖に襲われるので、それを飲まないと居ても立っても居られなくなるため、それを飲んでいました。薬自体が私の体と合っていなかったのもあると思いますが、それを維持するにはもってこいの最悪の負のループが出来ていたため、すぐに抜け出すことはできませんでした。


今はパチンコと精神安定剤の両面の依存症を治している状態です。そういった経験をして、私はいまやっと回復してきたところです。そのころは当たり前だったことが、いまでは恐怖に感じるなんて、なんかおかしいですね。きっかけはパチンコであり、病院でもらった薬だからとなんの迷いもなく飲んでいました。しかしパチンコに行かなければそういった不安を抱えることもなく、病院に行くこともなかったかもしれません。こうなってしまったので時間や思い出やお金は取り戻せませんが、少しずつ治療していこうと思います。もしかしたらもともと依存体質だったのかな?と思いつつ、あの頃に引き戻されないように周りにも協力してもらっています。