パチンコをやめた日~ペットに誓った約束~

あなたは、大切な人はいますか?
今回は、私が過去に「パチンコをやめようと決意した日」について書いていきます。
もしよろしければお付き合いください。

私には大切な存在がいました。一緒に育ってきたそれはそれは可愛い子でした。
猫の「メメちゃん」は私にとって何よりも大切な宝物でした。
とても良い子で優しくて、この子のことを私は一生忘れることはないでしょう。
いや、忘れることはできないでしょう。

私とメメの出会いはまさに運命でした。
いまでも鮮明に覚えています。里親募集のお知らせをみて、たくさんの猫がいる部屋にメメはいました。
椅子の下で大きな目を見開いてこっちをみていました。
その瞬間この子に決めました。とても大きな瞳だったので、「メメ」。
それからは、私の人生のすべてのページにメメはやってきました。
本当に可愛くて良い子で優しくて、手もかからない、「メメは本当に猫なの?」と聞いてしまいたくなるほど大人しい子でした。
楽しいときも辛い時も一緒にいて当たり前でした。


 

パチンコにハマる

社会人になった私は、仕事に追われる毎日。
そして同じような日々に退屈していました。そんなときにやり始めたのが「パチンコ」でした。
たまたま座った新台でもなくどちらかといえば古い台で、人生初の大当たり。一緒に行った同僚も凄い凄いといってくれます。
それからも、当たらないと思ってもお金を入れていけば何かしら当たりが引けるパターンになったので、「パチンコとはそういうものなのか」と勝手に勘違いをして、ズルズルと抜けられなくなりました。
そして、それから私は見事にハマりました。当たってないときの通常モードのときはとっても退屈でしたが、「突っ込めば当たる」という謎の確信があったので、「いつになったら来るのか」とドキドキしながら待って、結局天井超えしても「なんでだろう?そんな日もあるのか」と謎のポジティブっぷり(笑)
モヤモヤしながら帰るも、頭の中はパチンコのことでいっぱい。
社会人になりたてで実家暮らしだったこともあり、少ない給料はほとんどパチンコにつぎ込みました。
ボーナスがあるからと消費者金融から借りたこともありました。
60万円ほどしていて、それも「パチンコをやめようと決心した日」から少しずつ返していきました。


「パチンコをやめようと誓った日」

私自身は相変わらずでした。変化があったことは、恋人が出来たこととメメが病気になったことでした。
まさに天国と地獄。良いことがあれば悪いこともありますね。
しかもメメが病気になってしばらく経っても一向に治らない・・・
猫の寿命は15年だから、まだまだ大丈夫だと思っていました。
今思うと、そんなに治らないことなんて普通じゃないですよね。
おそらくもう時間の問題でした。

しかし私の優先順位は仕事・パチンコ・彼氏・メメの順番になっていたのです。
大丈夫かなと思いつつも、気持ちはパチンコに向いていましたし、足も自然といつものようにパチンコに向かっています。
そんな中母親から「メメはもうあと数日だろう、いつ逝ってもおかしくない状況だ」と告げられました。
「まだ大丈夫、まだ大丈夫」とパチンコに行き続け、その日はたまたま大当たりを引いていて忙しい日でした。
母親から着信があったのをみて、「もう、大当たり中なのに!」と思いましたが一応かけ直しました。
すると、「メメがさっき死んだよ」と言われました。
突然のことで頭が真っ白になりました。街中賑やかなはずなのに、私の耳には何も聞こえなくなりました。
「すぐに帰る」といって電話を切って、今まで打っていた台をみて、心の底から後悔しました。
何をやっているんだろう。うるさいパチンコの店内で何も入ってこなくなりました。
この瞬間は、いまでも思い出したくない瞬間ランキングで上位に君臨しています。
急いで帰って状況を聞いているうちに、本当の後悔が押し寄せてきました。
メメは私が会社からまっすぐ帰っていれば間に合ったこと。メメは最後の最後までがんばったこと。
でも、私は帰ってこなかったこと。最後の瞬間に会おうとがんばってくれていたのかな。
メメが亡くなる瞬間まで私はパチンコをしていました。
人として終わってますね。そのときの後悔は今でも覚えています。
おそらくそれくらいの後悔がなかったら、私はパチンコをやめれていなかったかもしれません。
私は金輪際パチンコをやめると、メメに誓いました。
いまでもメメのことはたくさん思い出します。
本当に大切なものをなくしてから気づくなんて、情けない話です。
パチンコに行ってる時間があったらもっとメメといればよかったとか、パチンコに使うお金で大好きなご飯をたくさん食べさせてあげればよかったとか。
後悔してもしきれません。結局、本当に後悔した時でないと人は変われないのです。
私はそうでしたから。でもそんな思いはしたくないと思いました。

これが私にとって忘れられない日であり、「パチンコをやめる決心をした日」です。
パチンコにハマらなければ・・・何度考えたかわかりません。
しかし、「後悔先に立たず」とはよく言ったものですね。
身をもって痛感しました。

あなたは大切な人はいますか?