うどん屋とパチンコどっちが大事

私は親父から継いだうどん店を経営しています。昼の部は11時から2時までと夜の部は16時半から21時半ごろまで開けています。アルバイトは昼の部だけ入れていますが、夜の部は嫁と2人で営んでいます。私は趣味と行ったものがギャンブルぐらいしかなく、パチンコにもよく出かけています。
昔のパチンコ台は、自分の好きな時に止める事ができたのですが、最近の台は当たるとずっと出っ放しになってしまうので、止める事ができません。昼の部が終わって、2時間ぐらい開くので昔はちょっとパチンコをやって帰ってきて、夜の部を開けていたのですが、パチンコの当たりが続くせいで夜の部の開店間に合わなくなる事もしばしばありました。
当たりが終わって5時半ごろに店に戻ると嫁が呆れ顔で見てくるという事もありました。しかし、私は1杯400円程度のうどんをこまこま売っているよりもパチンコをやっている方が楽しかったです。最初の頃は、呆れ顔だけで何も言って来なかった嫁も、18時になったり、19時になったりするとブチ切れられる事もあり、それで喧嘩をしてしまう事もありました。
夜の部の場合は、お酒とお昼の部の残りの天ぷらなどが主体ですので、嫁だけでも回せるのですが、金曜などのお客さんが多い時は、やはりしんどいようです。しかし、私のパチンコ屋通いをやめる事はできませんでした。


 

どんどんギャンブル性を増していくパチンコ

この頃からパチンコ屋のパチンコ台の種類が変わり、ギャンブル性が大変高くなってきました。要するに、大金を入れないといけない変わりに、当たったときの爆発力が増える台がどんどん増えました。そのためどんどんお金を使ってしまう事もあり、1杯400円のうどんを売って稼ぐ月30万円程度の売り上げの半分ぐらい突っ込んでしまうほど、パチンコにのめりこんでいきました。小遣いの範囲でとどめておけばよかったのですが、店の売り上げにも手をつけてしまっているので、嫁との喧嘩が増え、とうとう嫁が実家に帰ってしまう事態になってしまいました。
今考えると30万円の売り上げの半分の10数万円をパチンコに突っ込んでいるのだから当然ですね。嫁との喧嘩が増え、とうとう嫁が実家に帰ってしまう事態になってしまいました。そのため、自分一人で店を開けざるを得ない状態になりました。一人で店を回すのはとても大変で、嫁に大変しんどい思いをさせていたんだなと考えました。


きっかけは嫁の言葉

店仕舞いした後、一人でなぜこのような事になってしまったのかを考えるとやはり、パチンコが原因だと思います。やっている時は楽しいのですが、その後の嫁への後ろめたさや、嫁の苦労を考えるとパチンコなんかをやるのはもう辞めようと自分で決意しました。
嫁に謝りの電話を入れたときの「うどん屋とパチンコどっちが大事」との言葉で完全にパチンコと縁を切る事ができました。やはり一人の決意だけではなく、嫁の言葉が重かったと思います。それから嫁も戻ってきてくれて、今ではしっかりとうどん屋の経営と営業に性を出しています。
現在は、昼の休み時間には嫁とスイーツ店巡りをしています。パチンコで一喜一憂しているよりも嫁と一緒に共有の楽しみを満喫しているので、もうあの頃には戻りたくありません。皆さんも自分の大切にするものとパチンコのどちらが大事か考えれば、パチンコを辞める事ができるとおもいます。私はあやうく、大切な嫁と親父から継いだ大切なうどん屋を無くすところでした。パチンコもほどほどにしないと、すべてを失う可能性があります。