パチンコ依存症克服のヒント:執着心との付き合いかた

ギャンブルで快感を覚えるとは

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パチンコをやっていても依存症になる人とならない人がいます。
その違いを考えてみました。

パチンコ依存症に陥るのは、脳内で起こることと、人間の本質を上手く利用しているためです。
脳内で起こることとは、大勝したときに起こりやすいと考えられていて、大勝したらドーパミンやアドレナリンが脳内に大量放出される脳内麻薬大爆発の状態です。
人間の本質を上手く利用している部分は、非常に巧妙に盛り込まれています。
パチンコで勝ったときに依存症になりやすく危ない、と言いますが、実は勝ったときだけではなく大負けしたときにも同じように脳内麻薬大爆発が起こることがわかっています。
これは「破滅」への道とわかっているので、自制がきく人はそのまま突き進むことはしません。
しかし、脳内麻薬大爆発で破滅に向かっていると分かっていない人は、勝っても負けてもまたリスクが高い勝負がしたくなります。

この「リスクが高い勝負をする」状態というのは、実は人間の性です。
生物はリスクの高い行為の報酬に執着するようにできているのです。
これは犬のしつけなどにも応用されており、生物の学習理論では「間欠的強化」と言われる現象なのです。
それは、人間においてもいえることで、報酬が確実にある行為よりも、時々報酬を貰える不快を伴う行為にはより執着するようにできています。
負けて負けて・・・勝った!という経験は余計にドーパミンを出し、パチンコが快感になってくるのです。
サラリーマンが仕事で貰う報酬と、ギャンブルで得る報酬では、仮に金額が同じでも快感の度合いが何十倍も違うので、その行為自体に執着してしまうのです。

それは、ここで多数紹介したものでも言えることです。

●猿を廃人にする実験(詳しくはこちら⇒パブロフの犬・サルを完全に破壊する実験
●ラット(ネズミ)が崩壊する実験(詳しくはこちら⇒ラット実験でわかった!パチンコ依存症の恐怖

多くの実験を扱って来ましたが、動物の実験でも人間に通ずるものがあるのは事実です。

執着心は厄介なもの

執着している自分を冷静に見る

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執着しているときは自分自身を見失いやすく、冷静に考えられません。
しかし、そんなときこそ自分を冷静に見るチャンスでもあります。
なぜそんなに執着しているのか?
そして本当は何に対して執着しているのか?
パチンコに執着しているようにみえて、実はお金に執着していたり、その行為に執着していたり、体に染みついているからだけであったり、様々な理由が考えられます。

執着心を味方につける!

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執着心は一見厄介なものに感じるかもしれませんが、これを味方にしたら強いです。
仕事に執着したり、(⇒人生は何に依存するかによって決まる
趣味に執着したり、(⇒パチンコをやめて趣味をみつけよう
執着する気持ちや対象をコントロールする方法です。

執着心をなくそう!

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それとは逆に、執着心をもたないことで良い方向に行く場合があります。
執着心を捨てるという言い方をすると、仙人のような菩薩のような広い心を持つような気がしてしまいますが、そうではありません。
あくまでも、「自分の幸せのため」です。
必要以上に期待することによって生じる「落胆」や、失うことへの恐怖は自分にマイナス要素になったりネガティブな感情をもたらします。
それを解き放つときによって自分を幸せにする工夫になるのではないかと考えます。

執着心とは、一つのことにとらわれてそこから動けなくなる状態のことです。
そして、それは自分だけ幸せになりたいという自己中心的な気持ちに他なりません。
「パチンコで自分だけ勝ちたい・・・!」
「あの人が出ているのだから自分も出せるはずだ」
といった気持ちは執着心であり、射幸心(しゃこうしん:幸福を得たい。幸運によって他人よりも幸せに恵まれたい、という心理状態のこと)を煽ることに繋がります。
自分だけ幸せになることに執着するよりも、そんな気持ちは捨て、過度の期待をしないことのほうがよっぽど自分を幸福にする近道だと思います。

すぐに実践できることではないかもしれませんが、頭の片隅に入れておいてください。
誰かを幸せにすることでしか、自分が幸せになれることはないということを実感したら、そこはスタートです。