パチンコ依存症になる15個の原因で自分を知る

軽く自己紹介をすると、筆者は元ギャンブル依存症でした。今はだいぶ回復して、自分自身を冷静に見つめ直すことが出来ています。
パチンコと距離を置けるようになったことで、様々なことが見えてきました。

今回は、「パチンコ依存症になった原因」を紹介していきます。
筆者が当てはまった項目も全部言っちゃいます(笑)

■パチンコ依存症になる15個の原因

ギャンブルを辞めたいと思っているのであれば、まずは自分がギャンブルにハマった原因を知りましょう。ただ闇雲に逃げ回っていても、根本的な解決にはならないかもしれません。
「自分を知り、自分を律する」逃げるのではなく、立ち向かっていきましょう。

依存症になる原因① 高揚感がたまらない

大当たりしたときの大きな音・キラッキラの光、手に入る大金、それらが忘れられなくてハマってしまう人も多いです。「パチンコは勝てるもの」と思ったり「少額が大金になる」という記憶が植え付けられ、勝てないことがおかしいとさえ考えます。こういった思考回路をしている人はギャンブルを続けてしまう傾向にあります。ギャンブルはただでさえドーパミンを大量分泌させるので、脳が変形してしまうのです。(「嗜癖でたくわんになった大根は、元には戻らない」←いまだに、これは名言だと思います)

こちらも合わせて読んでみてください⇒【まとめ】すべては脳次第。パチンコ依存症がもたらす脳への影響4選

依存症になる原因② 射幸心(人より幸せでいたい)という気持ちが強い

射幸心(しゃこうしん)とは、人より少しだけ幸せでいたいという気持ちです。ギャンブルなどは特に、「射幸心を煽る」と言われています。人より得したい、ちょっとだけ勝っていたい、隣の人は出てるのになんで自分だけ、これらの感情は危険です。ギャンブルは誰に当たるかわからないからこそギャンブルなんです。

依存症になる原因③ ストレスフルである

ギャンブルをするとストレスを忘れさせてくれます。私自身、依存症のときそうでした。パチンコを打っている間だけは仕事のストレスとかプライベートなストレスを忘れることが出来たのです。辞められない自己嫌悪も相当のものでしたが…ストレスを忘れるためにギャンブルをやっていたらキリがありません。

依存症になる原因④ 遺伝が関係している

ギャンブル依存症は遺伝するのでしょうか?実は、遺伝するといわれています。環境による影響よりも遺伝による影響が強いという研究結果まで出ています。両親または兄弟がギャンブル依存症であると、いない人の4倍なりやすいというデータがあるのです。

ギャンブルで一家破滅!?パチンコ依存症は遺伝するのか?

依存症になる原因⑤ 環境が関係している

もちろん、環境による影響もあります。親によく連れられて行っていたり、ギャンブルをすることに抵抗がない環境であれば、その人の中では常識であり、ギャンブルのハードルは低く設定されることでしょう。または、周りにギャンブル依存症者がいて、ストレス解消の仕方がギャンブルであることを刷り込まれていた場合、自分もストレスが溜まったらギャンブルをしようという思考になっていくでしょう。

ギャンブル依存症の原因から解決法につなげる

依存症になる原因⑥ 刺激を求める

普段刺激のない日々を送っている人が、ふと立ち寄ったパチンコ屋で依存症になってしまう例は多いです。パチンコは想像以上に刺激的な体験なのです。その上お金も手に入るとなれば、ハマってしまうのは仕方のないことかもしれません。日々に刺激がない上、ギャンブル以外に趣味もないと、それ以外に興味を持てなくなってしまうでしょう。

依存症になる原因⑦ 軽い気持ちでやってしまった

始まりは軽い気持ちで、という人も多いでしょう。ギャンブルは手軽に大量のドーパミンを得ることができます。その手軽さと反比例したリターンが感覚を麻痺させます。その上、大した努力をせずに得られるのですから。

依存症になる原因⑧ 友達が少ない(いない)

友達がいないと孤独になります。パチンコなどのギャンブルは一人でやるには最適なのです。(⇒パチンコは、目を合わせることが苦手な日本人に向けたビジネス

最近は趣味もない若者が増えているといわれていますが、そういったことも依存症を加速させかねません。お金とギャンブルだけが友達、となってしまわないようにしたいところです。

 

依存症になる原因⑨ 一攫千金を狙っている

努力ではなく、運で手にしたものはすぐになくなってしまいます。サクッとお金持ちになりたいなんて虫のいい話はありません。一攫千金を狙う人ほどギャンブルにのめり込みますね。パチンコだと、一発当たったくらいじゃ満足は出来ませんからね。むしろ永遠に満足感を得られることはないかもしれません。当たったら当たったでもっと欲しいとなります。

そして、本当にお金持ちになりたいという人は行動を起こして努力しますが、ただ大金を得たいという願望を持っているだけの人は何も努力していません。後者はギャンブル依存症になりやすい素質があります。

 

依存症になる原因⑩ 負けず嫌いなところを出せない

多くの人が「負けたくない」という気持ちを持っているでしょう。しかし、それを表に出せるタイプと出せないタイプがいます。出せないタイプは、ギャンブルにハマる才能があります。誰にも出せないからこそギャンブルに出てきます。負けん気をギャンブルで発散しているため、通常の生活では負けん気の弱いタイプだと思われることが多いでしょう。

 

依存症になる原因⑪ 現実逃避型

 

ギャンブルで熱くなる人ほど、本当は消極的な性格であるという人は多いです。だからこそギャンブルに逃げてしまっているのです。

依存症になる原因⑫ 真面目で遊び下手

趣味を持っていたり程よくギャンブルを楽しんでいれる人は遊び上手です。しかし、ギャンブルにハマる人は趣味もなく遊び方が下手なので視野が狭くなりがちです。いい意味では真っすぐ、真面目です。悪い意味では遊び方が下手でしょう。

依存症になる原因⑬ 引き際がわからない

ギャンブルをやっていると、例外なく金銭感覚が崩れます。コンビニの数百円のお菓子を買うのを迷う人が、パチンコにいくと真っ先に1万円札を入れるなんてことは日常茶飯事です。また、普通以上の大勝をした人はさらに厄介です。「あのとき12万円も勝ったんだ。これくらい投資する価値はあるだろう。」と5万、6万、7万、とつぎ込んでいる内に引き際がわからなくなってしまいます。

私は過去、3日間20万円使い、ようやく出た当たりが単発だったときは死にたくなりました。(笑)終わったあと一人駐車場でうなだれ真っ暗な闇につき落とされた感覚を味わいました。

そして、たまに粘れば大勝をするからこれがまた厄介です。「ほらみろ!粘ったから勝ったんだ!5万円入れてからが勝負なんだ!」とわけのわからない論に自信を持ち始めます。

依存症になる原因⑭ タンパク質不足が引き起こしている

ヒトの脳内には不安な感情が出すぎるのを抑えるための特殊なタンパク質「ノルアドレナリントランスポーター」というものがあります。この分泌量が多い人ほど不安な感情が抑制され、ギャンブルにハマりやすいという性質があるといわれています。(ちなみに、この研究は、京都大学大学院医学研究家の精神医学教室・高橋英彦准教授などのグループによって行われたものです)

依存症になる原因⑮ 寂しがり屋だ

依存症の根本的な原因は、「寂しさ」にあるといわれています。自分では自覚していない人でも、依存症になりやすい素質を持っているかもしれません。人には必ず「弱み」があります。ギャンブルはそういった心の隙間にスッと入り込んできます。

パチンコ依存症解決のカギは『寂しさ』にあった

■ちなみに・・・筆者が当てはまったもの

【依存症になる原因まとめ】

① 高揚感がたまらない
② 射幸心(人より幸せでいたい)という気持ちが強い
③ ストレスフルである
④ 遺伝が関係している
⑤ 環境が関係している
⑥ 刺激を求める
⑦ 軽い気持ちでやってしまった
⑧ 友達が少ない(いない)
⑨ 一攫千金を狙っている
⑩ 負けず嫌いなところを出せない
⑪ 現実逃避型
⑫ 真面目で遊び下手
⑬ 引き際がわからない
⑭ タンパク質不足が引き起こしている
⑮ 寂しがり屋だ

(余談ですが、私は①②⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑮に当てはまりました。)

いかがでしたか?

当てはまった原因は 11/15 でした。
正直、そんなもんか、という気はしますが、結構高めかもしれません。
当てはまる数が多い人は人より注意が必要だと思いますよ。

■まとめ|自分の状態を把握し、具体的な治療法を知っておく

いかがでしたか?「ギャンブル依存症になる原因」について紹介していきました。

気付いていなくても、ギャンブル依存症になりやすい人は、根本的な原因があるかもしれません。

自分の状態を出来るだけ詳細に把握し、依存症になっていると感じるようならより具体的な治療法を知っておくことが大切です。

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