変化のない日々の恐怖~自分を見直してみましょう~

「ここ一ヶ月、あなたは何をしていましたか?」

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パチンコをずっとやっていると、変化がなくなります。そして、細かく思い出せないことが多くなってきます。実際に私もそうでした。パチンコ依存症は、脳へも影響します。(詳しくはこちら⇒パチンコ依存症になると脳へはどう影響するか
ここ一ヶ月何をして、どんな出来事があって、どんなことを感じたか?あなたは何か話せるようなことがあるだろうか?毎日同じような格好をして、同じような行動を取っていないだろうか?

一年間を振り返ったとき、なにも残っていないという気持ちは「恐怖」以外のなにものでもありません。
何が気持ちを充実させるか?それは「経験」と「自信」です。私もいままでそうだったからこそ、わかります。
例えば一年を振り返ったとき、思い出は「パチンコ」しかありません。

通常の人 「週末はなにをしていたの?」
パチンコ依存症の人 「週末はどこのパチンコ屋にいたの?」

通常の人 「去年の目標は達成できた?」
パチンコ依存症の人 「去年の収支はどうでした?」

通常の人 「ここ一ヶ月主に何をしていたの?」
パチンコ依存症の人 「ここ一ヶ月主にどの台を打っていたの?」

通常の人 「ここ数年でどんなスキルや経験を身に着けましたか?」
パチンコ依存症の人 「ここ数年で一番好きな台はなんですか?」

ーーーーーーーーー・・・あれ?もう〇年経ったの!?

そう思ったことはありませんか?それは普通の人にもありますが、パチンコ依存症の場合と明らかに違いがあります。それは、パチンコ依存症の人は「脳が若い頃のまま成長が止まっている」ということです。なので、私は「竜宮城」と呼んでいます。竜宮城のように、一瞬で時間が経つ感覚がパチンコにはあります。朝から夜までパチンコ屋にいると、アッという間に一日が終わってしまった感覚はありませんか?そしてあまり動いていないにも関わらず脳が疲れていて、グッスリ寝てしまうのです。パチンコ依存症患者はこんな毎日を送っています。昨日だったか一昨日だったか境界線は曖昧になっています。

変化のない日々は脳にも影響をもたらし、周りの人と確実に差を作っていきます。普通に過ごしていればいろんなことがあるでしょう。ときには悲しいこともあるかもしれません。〇万負けたなんて比ではないくらいに。しかし、それ以上に嬉しいこともあるでしょう。〇万勝ったなんてくだらなく感じるくらいに。パチンコ依存症者は全ての基準がパチンコであり、その日起こったことも全てパチンコの店内でのことです。とても小さな世界で生きているとは思いませんか?

自信満々に〇万発出たとか、〇万枚でたとか、くだらないの一言に尽きます。

外の世界ではいろんなチャンスがあり、ときには失敗もして強くなって、経験して自信をつけていくんです。その過程を飛ばして結果だけ得ることなど、どこの世界でもあり得ません。

私も経験したからわかります。日々を振り返ったときに、何も変化がなかったり思い出せないときに感じることは「恐怖」と「虚しさ」でした。こういうことは、誰にどんなことを言われても、自分の気持ちで実感しなくては変われないのです。

しかし、その時が「後悔先に立たず」ではないことを祈ります。


タイムマシンがあったら・・・

sunadokei2

実際に先ほども言いましたが、人は「自分で実感しなくては変われない」生き物です。
パチンコで人生が狂った/パチンコをしていなければ・・・/パチンコのせいで何も残っていない/
そんなことをよく耳にするでしょう。そう、巷でよく聞く、聞いたことがある!その程度では、心に響かないのです。
それは他の人のストーリーであり、自分には全く関係と思っている人があまりにも多いです。しかし、昔の人は良く言ったものです。こんなことわざがあります。「人の振り見て我が振り直せ」あなたは大丈夫ですか?

「タイムマシンがあったら・・・」人は誰しもそんなことを考えたことがあると思います。もしタイムマシンがあって、数年後の自分がまだ「パチンコを打っていて、一喜一憂していた」としたら・・・あなたはどう思うでしょうか?きっと「お願いだからパチンコはもうやめてくれ」と頼むでしょう。もしかしたら土下座してでもパチンコをやめてもらうかも?そんな中「今日もパチンコに行ってくる」なんて言ったら自分で自分を殺してしまいたくなるでしょうね。

何も考えずにパチンコばかり打っているからそうなるのです。「パチンコで人生が狂った」のではなく、「自分が自分の人生を狂わせた」のです。それに気づかないからかわいそうなものです。