パチンコ屋さんは竜宮城

頭の中だけ若い

ocean

私の持論だが、パチンコは脳の成長を止めるのではないかと考えたことがある。それは、実際に私がパチンコに通っていたときにもよくみる光景で、お年寄りの方やおじさんおばさんが、子供のように無邪気になる瞬間を感じたからである。例えば、パチンコ店にいる歴何十年のおじさんの話聞いていると、どうやら気持ちが若いままに思った。そこで、話を聞くとそのおじさんは自分は若いつもりらしい。台を探すとき、台に向かうとき、時折少年っぽさを残す挙動をするのだ。脳内自体は「実際に」若いんだろう。 ギャンブルと言う現実逃避を繰り返しながら、感性が成長する人生の貴重な時間をギャンブルの世界で塩漬けになりながら過ごすと、周りとは少しずつ変化してくることがある。つまり、「頭の中だけ」が若い状態になり、若いまま真空パックされる。いわば「浦島太郎状態」。だからパチンコ屋さんは「竜宮城」のようなものだ。パチンコにいるとき、私は時間の異常な早さを感じていた。その正体はこれだったのか!とおでこを叩かれたような衝撃を受けた。それと同時に、やっとわかったのである。パチンコの恐ろしさに。「パチンコという名の玉手箱」をあけてしまった彼らは、現実世界でこんなにも時が経ってしまったことにいつ気がつくのだろうか。

やはり厄介なのは「脳」

nayamu_dansei

よくギャンブル依存症になるのは「ドーパミン」が関係しているという。パチンコを打っていると「アドレナリン」が出て、脳内麻薬を作り出すとかいうあれだ。あれももちろんパチンコを打ってしまう要因になるだろう。やはり厄介なのは「脳」だろう。その中でも、あまり目立たないがひっそりと当たり前に存在していて見落としがちなのが、「記憶」である。良いことがあっても、悪いことがあっても、忘れてしまっていたら依存はできない。しかし、「強烈な記憶」は忘れることを許してはくれない。

まず、「記憶」の種類だが、短期記憶⇒中期記憶⇒長期記憶のおおむね3種類。
通常、記憶するときは短期から長期に緩やかにプロセスをたどっていく。

短期記憶は・・・一時的に覚えておくもの。例えば、スーパーで買わなきゃいけないものを覚えておく程度のものだ。
中期記憶は・・・短期記憶よりも長く、長期記憶よりも短いもの。1ヶ月もすれば忘れてしまうようなこと。
長期記憶は・・・忘れない記憶ともいわれていて、一生涯忘れない場合もあるそうだ。そんな強烈な記憶のこと。

みなさんもうおわかりだろう。ギャンブル依存に関わる記憶は一番最後の「長期記憶」に入る。しかも、素晴らしいことに普通の流れであれば「短期記憶⇒中期記憶⇒長期記憶」という流れを無視し、「いきなり長期記憶」として脳に情報が保管されてしまうのだ。厄介なわけである。「脳の中」おもに「記憶」がこんなにも影響を与えるなんて、考えたことがあっただろうか。ギャンブルに依存する記憶を作る理由はわかった。こうもいきなり「ミサイル級の記憶」にやられてしまっているのだから、納得がいく。しかもなかなか忘れない記憶や一生涯の記憶といわれるだけあってそれを覆すのは難しいかもしれない。でも、このサイトを訪れてくれたあなたは、その記憶を必死で消そうとし、ギャンブル依存症を克服しようとしているのだろう。私はそんな人たちの役に立ちたいと思った。少しでもギャンブル依存症に関するものを読んだり知ったりすることは決して無駄ではない。辞めようという意思と、決意、そしてその記憶を「長期記憶」として心に打ち付けよう。