パチンコ依存症の末路

「パチンコ依存症」と聞いて、良いイメージを持つ人は少ないだろう。それはなぜか?答えは、「結末を知っているから」である。では、このみんなが考えている「結末」とはどんなことだろうか?例を挙げながらみていこう。

Case 1:多重債務

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前にも述べた通り、パチンコをやっている人のほとんどが借金をしている。パチンコ依存症の100%が借金をしていると言っても過言ではない。(詳しくはこちら⇒パチンコと借金)もちろん、なぜ借金をするのかというと、「パチンコで使いすぎてお金がまわらなくなったから」であるが、ここに「生活・経済面と密着するギャンブル依存症の本当の恐怖」があるのだ。

例えば、似ていると言われている「アルコール依存症」と比較してみる。アルコール依存症も深刻なものになるとかなり悲惨で、糖尿病を併発したりと、体も心も蝕む悪質なものです。「パチンコ依存症」は心を蝕むことは共通としてあります。違いを作るとしたら「金銭的な大打撃」と「見た目での違い」でしょうか。「金銭的な大打撃」とはその名の通りで、使う額が桁違いに大きいということです。また、「見た目での違い」とは、アルコール依存症の場合、検査をすれば飲んでいるかいないかすぐにわかり、見た目にも表れる場合が多いのですぐに気づきますが、パチンコ依存症の場合は隠れて行くこともでき、見た目で判断の仕様がないので、「解決したように見えても実際はどうなのかわからない」というところに大きな違いがあります。アルコール依存症とギャンブル依存症の進行具合は非常に似ています。しかし、実際に借金をするのは主にギャンブル依存症のほうが多いのは、容易に想像がつくのではないでしょうか。

ギャンブル依存症者は金銭感覚が大きくズレている場合が多く、借金もいくつものところから借りています。それは自分がそうしようと思っていたわけではなく、「結果的にそうなっていた」のです。生活と経済面で直接かかわっていて切り離せない問題だからこそ「お金」の問題から逃れることができなくなってしまいます。

Case 2: 自殺

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ギャンブル依存症を抱える人の自殺を、あなたは耳にしたことがあるだろうか?日本ではギャンブル依存症による自殺はあまり報じられていないのが事実です。(詳しくはこちら⇒ギャンブル依存症による自殺を、テレビでは報道しない

どういった方が自殺するのかはわかりません。借金をして首がまわらなくなって自殺してしまうのかもしれませんし、精神的に闇を抱えていたのかもしれません。いずれにしても、ギャンブル依存症は「自殺」をも引き起こす怖いものだという意識は忘れてはならないと思います。

Case 3: 心の病・体の変化

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パチンコ依存症と心の関係や、脳の関係は様々なところで言われています。(詳しくはこちら⇒パチンコ依存者の消失~心の麻痺~パチンコ屋さんは竜宮城

それと同じように、パチンコ依存症者は様々な合併症を併発しやすいです。

たとえば、「うつ病」。心の病気も体の病気と同じように少しずつ治していかなくてはなりません。薬や休養・心のケアも含め、周りの人の協力も不可欠になってきます。パチンコをやる前、自分がこんなことになると思っていたでしょうか?なると知っていてもやっていたでしょうか?

Case 4: 犯罪

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ただのギャンブル依存症で犯罪!?と思うかもしれませんが、これは他人事ではありません。

1.ギャンブル依存症になる

2.うつ病などを発症する

3.さらに借金を抱える

といった具合に、様々なことが重なって最終的に犯罪を犯してしまうケースもあるのです。これには注意が必要です。3までは立て直しがききますし、公正の可能性があり周りからとやかく言われることがないかもしれません。しかし、もし犯罪を犯してしまったら、人生において失うものがたくさん出てくるのです。ではギャンブル依存者が起こしてしまう犯罪というのはどのようものがあるのでしょうか。3つの犯罪が考えられます。

1つは窃盗です。ギャンブル依存になると金銭にゆとりがなくなりますので、とにかくギャンブルを続けないと落ち着きません。すべてのギャンブルはお金は掛かり、断ち切れば余分な出費は抑えることができますが、依存症という病気のためギャンブルを止められずにお金ばかりが掛かることになります。このため窃盗でお金になるものを手に入れようとします。これはギャンブル依存症の末期にあらわれる症状です。盗みをした場合は窃盗罪に問われ、「10年以下の懲役又は50万円以下の罰金」と刑法235条で規定されています。窃盗罪は金額にもよりますが初犯でしたら執行猶予がつくことが考えられます。被害額が多額、執行猶予中、犯行が悪質、反省の態度がみられない、などの条件が重なれば窃盗でも実刑が下される可能性はあります。

二つめに、もし盗んだ財物が高額でなくても暴力・脅迫に該当するような強い抑圧を被害者に加えることがあれば、窃盗罪ではなく強盗罪が成立すると考えられます。強盗罪は刑法236条により「5年以上の有期懲役」です。窃盗罪よりかなり厳しい法定刑です。

三つ目は、強盗の過程で被害者に傷害等を負わせれば、強盗致死傷に問われることになります。盗みを働いて被害者が亡くなったというニュースがたびたび報道されますが、このようなケースでは強盗致死傷罪で起訴されます。強盗致死傷罪は殺人罪や殺人未遂罪と同じくらいの意味をもちます。強盗致死傷罪の量刑は刑法240条により「強盗が、人を負傷させたときは無期又は六年以上の懲役に処し、死亡させたときは死刑又は無期懲役」の範囲内です。


 

いかがだったでしょうか?

実際にありがちな4つのケースを紹介しましたが、怖いのは二つや三つも同時に進行してしまっていたり、自分を苦しめる出来事はパチンコ依存症を克服しないと治らないというところにあると思います。