パチンコの新しい規制について

2015年11月より、パチンコ・スロットの規制が強化され、新規制が始まりました。
これは、「日本遊技機工業組合(日工組)」が、パチンコ・スロットの『のめり込み対策』として、現行規制の新台販売を終了させるという内規変更によるものです。
もともとパチンコに関する取り決めは、数々のパチンコメーカーが加盟する日工組が行っています。
そして、パチンコの新台は「保安通信協会(保通協)」という検査機関に、型式試験申請をし、材質や性能、遊技性などが規格に適合しているといった適合認定を取得しなければなりません。
2004年7月からは、遊技台の過剰な射幸性の抑制、不正改造禁止を主とした「風適法施行規則等の改正」が施工され、不正による利益が発生しないよう規制を厳しくしています。
今回のパチンコ・スロットに関する新しい規制も、変更された内規に違反していない製品であるか、厳正な検査を行ったうえで新台入替が認められることになります。

◇パチンコの新内規

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①大当たりの確率の下限値変更

これまでのパチンコ台のフルスペックは、1/400から1/450程度の初当たり確率でした。
新内規では、大当たり確率の下限値が1/320に下限値が変更になります。
それにともない、現行スペックの台は新内規の大当たり確率とは不適合となるため、今後1/320以上の確率の遊技台が新機種として登場することはなくなります。
そのほか、MAXタイプ以外の確率帯でも、以下のような規制が入ります。

・甘デジタイプ(1/160):最大出玉の1/8
・ミドルタイプ(1/260):最大出玉の1/4
・MAXタイプ(1/320):最大出玉の1/3かつ最低600個以上

つまり、甘デジタイプの遊技台であっても、最低出玉が保障されるため、出玉0の潜伏確変はなくなります。

②大当たりにおける獲得期待値

現行機種とくらべ、10~15%の期待出玉がダウンしました。
現行最大8000発から、約7000発へと変更になります。

③出玉無しの大当たり禁止

これまで主流であった「出玉が無い大当たり」が規制されるため

・突然確変
・突然時短
・突然通常当たり
・潜伏確変

現行では認められていたこれらの演出が廃止となります。

④2015年11月1日より新内規がスタート

2015年10月31日で現行スペックでの新台入替は終了し、2015年11月からは、新内規を満たしている台のみが、新台入替としてパチンコ店に入荷されます。
ただし現在、すでにホールに設置されている旧基準のパチンコ台は、当面の間は現役で稼働されます。

◇スロットの新内規

①下限出玉率の変更

今回の新内規で、パチスロの最低の出玉率が55%以上という決まりができました。
(コインを100枚投入した場合、小役の払い出しが55枚以上必要)
この下限出玉率は、どこから押しても一定の出玉率を保つ必要性があるため、押し順に従ってボタンを押すことでコインを増やす演出などがあった現行のAT機、ART機は検定に通らなくなります。

②2015年12月1日より新内規がスタート

2015年11月30日で現行スペックの新台販売が打ち切りとなります。
2015年11月1日より、新内規を満たしている台のみが新台入替としてパチンコ店に入荷されます。

◇パチンコ・スロットの内規変更の目的

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パチンコ・スロットの初回大当たりまでの消費金額を軽減させ、少ない費用で多く遊べる遊技台を目指します。
内規変更により、これまでのような爆発的な出玉増加は望めなくなりますが、消費金額が減り、財布に優しく遊べるようになるため、たまの休日にパチンコ店を利用するようなライトユーザーも楽しめる環境作りができるようになります。
また、ギャンブル依存症の原因となる射幸性を抑制し、のめり込みの防止にもつなげるという目的があります。

このように、2015年中にパチンコ・スロットともに新内規に合わせた規制強化が行われることになりました。
今のところ、ホールに置かれている現行スペック台の完全廃止の時期について具体的な発表はされておらず、2016年は現行スペックの台と新内規スペックの台が店内で共存する環境が続き、人気が落ちてきた台から徐々に撤去が進んでいきます。