アスペルガー・パニック障害・発達障害・ADHDの人はギャンブル依存症に要注意!

大人の発達障害がいま注目されています。常に生きづらさを感じている発達障害の人たちは、幼い頃に判明するケースと大人になって特定されるケースがあります。

大人になるまで発見されにくいのが、ADHDとアスペルガー症候群だといわれています。

そして、発達障害を疑うきっかけとなるのによくあるケースが依存症です。アルコール依存症やギャンブル依存症になり、治療のため病院を受診したとき、問題の背景には発達障害が関係していたことがわかる人は少なくありません。

改めて、発達障害とはどういったものなのでしょうか?
また、発達障害の人たちが依存症になりやすいとされているのはなぜなのでしょうか?

発達障害と依存症の関係性、治療法、原因などを探っていき、今後に役立てていただければと思います。

 

◆アスペルガー・パニック障害・発達障害・ADHD

単語は知っていても、それぞれの違いが分かりにくいと思うので一度整理しましょう。

まずは、アスペルガーやADHDは総称して「発達障害」と呼ばれます。

一方、「パニック障害」は突発的に起こるもので、10分~1時間ほどのパニック発作のことを指します。

どちらも原因は不明です。根本的な立ち位置が違いますが、発達障害とパニック障害はどちらもギャンブル依存症と深く関係していて、治療しながら長期的に付き合っていかなくてはならないとされています。

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それでは、より深く掘り下げていきましょう。

◇発達障害とは?

発達障害は、生まれつき脳の機能の発達がアンバランスで周囲の人や環境への馴染めなさから社会生活に支障をきたす障害のことを言います。

人は誰にでも得意・不得意や向き不向きがありますが、その中でも発達障害の人は差が大きかったり、他の人と感じ方や物事のとらえ方・考え方などに大きな違いがあるなど、特徴があります。そのために勉強や仕事の理解度や進め方が偏ったり、注意と集中力の持続性に大きな差がでたり、対人関係のすれ違いなどを引き起こします。

発達障害が難しいところは、見た目にはその障害はわかりにくく、本人も悪気がないため「衝動的でわがままな人」「人の話を聞いていない」「変わってる人」などと思われたり、ミスや失敗を「本人の努力不足」「親のしつけ不足」などと間違った方向に解釈されたり批判されることもあります。

◇パニック障害とは?

一方、パニック障害とは、突発的に起こる激しい動悸や発汗、異常な脈拍数、ふるえ、息苦しさ、胸部の不快感、めまいなどといった体への異常とともに、このままでは死んでしまうかもしれないというような強い不安感に襲われる精神的な病気です。

これによって「パニック発作」が引き起こされ、10分から長くても1時間ほど続きます。
初めて発作を起こし、救急車で運びこまれるケースなどもありますが、病院に到着して医師の診察を受ける頃には発作は消えていて、血液検査や心電図などにも異常が見られないため、「気のせい」で片づけられてしまうこともあります。
パニック障害とは、検査しても身体的な異常がないためにパニック発作を繰り返してしまう少々厄介な病気です。

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◆発達障害の人はハマりやすい

発達障害の人は、依存症を引き起こしやすいといわれています。また、発達障害の人に通常の人の依存症の治療は効かないため、いくら治療を受けても治らない人の中には高確率で発達障害の人がいるそうです。

依存症の治療には「底つき体験」をさせ、そこから立ち上がるという治療方法が用いられています。

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しかし、発達障害の人にはこのプログラムはほとんど効果がないようです。一旦意識がむいてしまった方向を変えようとすると、余計に依存してしまう傾向があるそうです。
ハマることをやめさせるのではなく、ハマる対象を変える、別のものに夢中にならせることが発達障害の人には有効だといわれています。

長期間に渡って依存症の治療を行っている人は、なかなか回復に向かわないようであれば発達障害を疑ったほうが良いかもしれません。
もし発達障害であれば「自分」を知ることで新たな治療法を試すことができます。

そもそも発達障害の人はもともと脳内のドーパミンが少ないことから、脳に刺激を求める傾向があるのです。刺激を求めるためにのめり込みやすいのがパチンコで、発達障害がギャンブルに熱中するとろくなことがありません。金銭管理が出来ないことも助長し、生活は破綻し借金を背負っても本人はあまり自覚がないため重症化して発覚します。その時には手を付けられない状態であったり、家族だけが頭を抱えているなど、悲惨な状況になっているケースも多いのです。

ギャンブル依存症だと思っていたら発達障害で、治療法が全く効果がないことも…これは脳の発達が違うために仕方がなく、避けられないことです。発達障害かもしれないと感じたら、早めに病院を受診し解明しましょう。発達障害の人にはその人に合った治療法があるので、違う治療をしながら刺激を求める方向性を変えてあげる必要があります。さらに、その力を良い方向に伸ばしてあげるのが理想的です。

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◆「アダルトチルドレン」は重症化しやすい

「アダルトチルドレン」とは、共依存的思考を持った大人のことです。自己犠牲によってでしか自分の存在価値を見いだせず、誰かに必要とされると自分を犠牲にできるのに、自分のためには頑張れないのです。そういった人wアダルトチルドレンと呼びます。

発達障害は、アダルトチルドレンを合併している人が多いといわれています。発達障害は子供の頃から扱いづらいがために親は育児に苦労し、厳しく接することが多いことから、我慢をしすぎて大人になってアダルトチルドレンを合併してしまうことが多いといわれています。

社会に適応するために我慢を強いられることも多く、ほとんどのケースでアダルトチルドレンを合併しているという報告もあるほどです。

アダルトチルドレンを合併すると、共依存的な思考からアルコールや薬物などの依存症を発症し、そこに罪悪感もないことから通常の依存症よりも予後が一段と悪いといわれています。

◆「ギャンブル依存症」との関係性は、前後関係にある?

発達障害とパニック障害はどちらも原因は不明(⇒ギャンブル依存症の原因から解決法につなげる)ですが、
似ているようで全く違います。
発達障害は脳のドーパミンが足りていないことで刺激を求める傾向が強く、ギャンブルなどの依存症を引き起こしやすいのに対し、パニック障害はギャンブル依存症を引き起こした後で突発的に起こるケースが多いです。

依存症を挟んで前後関係に違いがあります。
どちらも治すことは容易ではありませんが、上手に付き合いしっかり治療を受けることが大事になってきます。

◆まとめ│発達障害とパニック障害の違い、依存症との関係性など

いかがでしたか?

ADHDやアスペルガー症候群などの発達障害の人は脳のドーパミンが弱く、刺激を求める傾向が強いため依存症になりやすいとされています。

また、パニック障害は発達障害とは全く異なり、突発的にパニック発作がでて10分~1時間ほどで収まり、体には異常が見られないため厄介な病気です。

それらは、依存症と深くかかわりはあるものの、前後関係が違います。発達障害は生まれつきで、依存症を併発しやすく、パニック障害は依存症になったあとで不安感やパニック発作によって引き起こされ、うつ症状なども併発するとされる病気です。

また、発達障害の人はハマりやすく、ハマっている対象から意識を反らすよりも別のものに執着させるのが良いとされています。依存症の治療法のプログラムは発達障害には効果があまりなく、発達障害が原因だと判明するケースも多いです。発達障害の人は二次的にアダルトチルドレンを合併していることも多く、依存していることへの罪悪感もないため、通常より予後が悪いといわれています。