もう借金をしないために!「自己破産」について詳しく解説

「自己破産」は債務整理の中でも比較的デメリットが多いのです。
しかしすべての借金をゼロにできるとだけあって一概にデメリットばかりではありません。
ここでは、そんな気になる「自己破産」についてどういったことがメリットになり、どういったことがデメリットになるのか、そして自己破産をしたあとの生活で良くある疑問点なども集めてみました。

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メリット

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・借金が免除される(※滞納税金等の支払い義務は残る)。
・客観的にみて支払いが不可能であれば、誰でも申請することができる。
・申し立てをすると貸付業者からの取立が止まります。
・ある程度の財産は残すことができる

デメリット

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・事情によって借金の免除を拒否されることがあります。
・約5年~10年以内は信用情報(ブラックリスト)に載ります。
それによりクレジットカードを作ったり新規で借り入れをすることができなくなります。
・マイホームなどの価値のあるもの(原則20万円以上)のものを所有している場合は処分の対象となってしまいます。
・職業規制がかかり、3ヶ月~半年間は一部の職業につけなくなります。
・一般の人が見る可能性が低いとはいえ、国が発行する機関紙「官報」に住所氏名が掲載されます。


 

自己破産の推移と統計

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日本は過去バブル期というものがありました。
バブルが崩壊した1990年代前半から自己破産し始める人が徐々に増え始めました。
バブル崩壊前の自己破産件数は年間で約1万1千件程度だったにもかかわらず、崩壊後は一気に増加します。
ピークは2003年で、年間破産件数は法人も含め約25万2千件にのぼりました。
以降、現在に至るまでは少しずつ減少傾向にあります。

2008年に「リーマンショック」があり世界経済が崩壊しかけましたが、このグラフを見る限りではあまり影響を受けていないようです。
バブルの崩壊は日本に大ダメージを与えたのが「自己破産」の統計で生々しくみてとれます。
また、自己破産の主な原因としては割合が多い順に、「生活苦・低所得」「負債の返済」「保証債務、第三者の債務の肩代わり」がトップ3を占めています。


【Q&A】

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Q.自己破産をしても起業はできる?

A.もしあなたが自己破産をしてから起業を考えているのであれば、「お金」について真剣に考える必要があります。
起業をするということは、融資をしてもらう際に銀行に行くのではないでしょうか。
はじめのうちに数万円で大金を得ることなど厳しいと思います。
そこで問題になってくるのが「銀行があなたにお金を貸してくれるか?」ということです。
JBAというところに信用情報が管理されており、それはそれは厳しいのです。
自己破産をしてしまうと銀行がお金を貸してくれるのは記録が保持されている10年間は厳しいでしょう。
もちろん、権利などがないわけではないです。
会社を興すための資金を借りるのは難しいと考えておいたほうが良さそうです。

Q.自家用車を守る方法はある?

A.自己破産したとしても生活があるので最低限の生活に必要なものは所有していて大丈夫です。
その際には条件があります。
それは、現金以外で20万円以下の資産と、現金であれば99万円以下であること。
まずあなたの自家用車をディーラーさんにみてもらい、見積もりを出してもらいます。
そこで見積もり金額が20万円以下であれば所有することができます。
ただし、型落ちの高級車などでしたら厳しいでしょう。
そして、ディーラーさんに見てもらう際はいくつかの店舗でみてもらい、一番低く見積もってもらったのを裁判所に提出すれば良いでしょう。
現金は99万円まで大丈夫なので、そのお金で新しい車を購入してもいいかもしれません。


信用情報(ブラックリスト)について詳しく知りたい方はこちら⇒借金と関係してくる『社会的信用』とは具体的にどんなものか

自己破産以外の「債務整理」

任意整理・・・利息の支払いを免除してもらう
個人再生・・・借金を大幅減額できる
特定調停・・・返済額や返済期限を調整する
過払い金請求・・・過去に払った借金で払いすぎていたらお金が返ってくる