もう借金をしないために!「任意整理」について詳しく解説

「債務整理」という単語は聞いたことがあるでしょう。また、文字からある程度想像は付くかと思います。
では、「任意整理」とはなんでしょうか?債務整理との違いは?
任意整理は、債務整理の中の一つです。債務整理にはおもに5種類あり、任意整理以外は「自己破産」、「個人再生」「特定調停」「過払い金請求」があります。名前だけでは想像できないものもありますね。
今回はその中の一つ「任意整理」ついて詳しく紹介していきます。

「任意整理」は非常にメリットの多い債務整理です。
デメリットも多少ありますが、他の債務整理に比べて様々な大きな利点をとらえています。
今回は「債務整理」の基本から、「任意整理」について、基礎から応用まで、詳しく紹介していきます。
大きな選択肢の一つだと思ってイメージしながら真剣にご覧ください。

◆債務整理とは

債務整理とは、法的に借金をどうにかできちゃう方法です。主に5種類あり、「自己破産」、「任意整理」「個人再生」「特定調停」「過払い金請求」があります。

どんな借金でも減らしたりなくしたりできるかというと、「浪費やギャンブル」による借金は却下させる可能性もあるので注意してください。浪費や賭博による多額の借金は、多くの場合自己破産によって帳消しを希望する人が多いです。しかし。自己破産は「借金を支払わなくても良い」という裁判所のお墨付きをもらうことによって、面積許可が下されます。それが浪費・賭博、悪質な行為による借金は免責が許可されないことがあります。その一つとして、免責不許可事由破産法第252条第1項4号の「浪費・賭博その他の射幸行為をしたことによる財産の減少、過大な債務を負担」とあり、それはキャバクラや高価な飲食の豪遊、パチスロ・競馬・競輪・競艇などのギャンブル、宝くじ・株取引・FXなども含まれ、これらによる過大な借金がこれに当てはまります。

しかし、すべてが却下されるわけではなく、特例の裁量免責と判断されることが多いので、結果として免責が認められることもあります。

このように、ギャンブルと債務整理の関係は非常に深いところで絡み合い、複雑に交差しているのです。

 

◆任意整理とは

続いて、債務整理の中の「任意整理」についてです。

任意整理は、債務整理の中で一番人気のものです。裁判所を通さず金融機関と直接やりとりし、費用もあまりかからないから人気なのです。双方が合意する条件であれば、借金の原因が賭博や浪費などで合っても大丈夫です。
弁護士さんに間に入ってもらって「その人が3年かけて毎月返済できる金額」に借金を減らしてもらい、借金を返済していく方法です。

ここで気をつけていただけきたいのは、利息をカットし、返済は数年かけて行わないといけないので、返済の目処がない場合はあまり意味がありません。
自己破産などの債務整理と違い、持っている「資産」は保有でき比較的デメリットのないものなのです。

官報」に載ってしまうのは同じですが、普通の人はそのことをあまり知っている場合は少ないので、あまり気にしなくていいかもしれませんが、頭の片隅においておきましょう。
ただ、いずれにしても「なぜそうなったのか」までは記載されないので、パチンコ依存症だったことは隠すことも可能です。

しかし、債務整理によってさらにギャンブル依存症や買い物依存症など、浪費癖が悪化してしまうと判断されたり、依頼人自身に反省が見られない場合は、専門家に依頼しても受けてもらえないこともあります。
しっかり反省し返済の意思がある場合はぜひ相談してみましょう。

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メリット

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・貸付業者から連絡が来ない
・重い利息をカットできる
・払いすぎた利息があれば戻ってくる

デメリット

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・約5年は新たな借り入れができない
・自己破産のように借金の全額や一部が免除されるわけではない
・任意整理に応じない業者もいる

しかし、これも考えようによっては「メリット」になるのです。
消費者金融からお金を借りれないということは、これ以上借金が増えなくて済みます。
これ以上借りれないことによって自分で稼ぐ方法を編み出しますし、これは「前向きなデメリット」と考えてよいでしょう。
そして利息をカットをすることによって、任意整理しなかったら払わなければならなかった利息の分も浮きますし、弁護士さんと手続きをすることによって、借金を自分でちゃんと返せる目処が立つのです。

しかし、やはり任意整理は自己破産や個人再生とは違い、借金を一気に減らす効果はありません。柔らかい債務整理が売りですが、大きな効果を望む方は向いていないでしょう。
また、柔らかい債務整理がゆえに、最近では任意整理に応じない業者も出てきています。
そういった前向きではないデメリットも把握しておきましょう。

【Q&A】

question

Q.任意整理後は生活にほとんど支障がないって本当?

A.任意整理はブラックリストに載る以外にあまりデメリットのない債務整理です。
住宅もそのままですし、債務整理をしたという実感があまりないかもしれません。
そういった点でかなりメリットの多いものだと思います。
しかし、任意整理前に使っていたクレジットカードを対象にしていなかった場合は気を付けてください。
更新する機会などがあり、信用情報を照らし合わせて利用が停止される場合がありますので、頭に入れておいてください。

Q.任意整理後、返済できない場合はどうしたら良い?

A.実は、一番人気の任意整理は、その後完済できずに結局自己破産をするという方が多いです。
それは収入減少であったりそもそも計画自体に問題があったりと原因は様々ですが、
返せない場合もあるということを念頭に置いた上で検討してください。
また、返済できないと分かった時点で自己破産を検討したほうがいいでしょう。
実際にそういった方が多いです。稀に個人再生されるかたもいらっしゃいます。
しかし以前の弁護士は変えたほうがいいかもしれません。
先ほども言ったように、計画に無理があった場合は弁護士さんの主な責任であり、
利息をカットしきれていなかった場合があるからです。

Q.ギャンブル依存症による借金の債務整理は任意整理が多い?

A.ギャンブル依存症の程度にもよりますが、まずは借金を増やさないことが大切で、ギャンブル依存症の方は「このままではいけない」という気持ちが生まれやすいため、任意整理をするという選択肢は非常に賢明だと思います。
任意整理は借金を解決するためにまず検討するべき手段であり、それは借金を返済できない人すべてに当てはまります。
任意整理を検討しつつ、専門家に相談するのが良いでしょう。
債務整理の中でもその人の生活スタイルや借金状況などから、それぞれに合ったものがあるためです。
また、ギャンブル依存症による借金も少し特殊なため、専門家への相談は必須でしておいた方が良いでしょう。

◆任意整理を依頼する時に掛かる費用とは

任意整理を弁護士さんに依頼するときにかかる費用の目安としては、借金総額の5~10%くらいです。

弁護士であれば、債権者1件につき大体2~5万円+成果報酬(取り戻したお金の数%程度)、司法書士であれば1件につき1~3万円+成果報酬が相場です。

状況によって安くなったり高くなったりします。また、分割払い可能なところもあります。

内訳をさらに詳しく見てみます。専門用語などに気を付けながら大体の費用の目安にしてみてください。

・着手金

借入先が1~2社の場合は5万円以内(商工ローンの場合10万円以内)
借入先が3社以上の場合は2万円×借入件数

が目安です。ただし、「着手金無料キャンペーン」などで無料になることも多いので、キャンペーン時期は狙い目です。

・報酬金

2万円×借入件数

・減額報酬金

利息の払いすぎなどで引き直し計算を行った後、全部または一部免除となった場合は、その金額の10.5%を報酬金とする。

・過払い金返還請求

過払い金請求の場合は、返還請求金額の21%以内です。

※ただし、過払い金請求の時効は最後に返済してから10年以内となっているので、注意してください。

・ちなみに…いくらから任意整理が可能なの?

そもそも任意整理は債務整理の中でも少額の場合が多く、またいくら以上だったら出来るといったルールはありません。

例えば、20代後半の働き盛りの若者が数百万円借金しているのと、高齢者が数百万円借金しているのとでは、同じ金額であっても重要度が違います。返せる余力や経済力によっても異なるでしょう。借金はその人によって重みが変わるのです。

大体の目安としては、借金が200万円を超えてくると焦りが見え任意整理を検討するというパターンが多いようです。

◆任意整理はどういった流れ?

ギャンブル依存症の人が多く利用する理由は、「自分の意思で出来る解決法」だからです。ギャンブルをする人の多くは、「自分で選択したい」という気持ちを持っています。そういった気持ちを汲み取った解決方法の一つといえるでしょう。

任意整理は、はじめに弁護士さんに依頼します。その後、借金総額・利息などから、減額が可能か、利息はカットできるかなどを見て、最終的に支払える範囲を決めて長期的に返済していく計画を、専門家とともに模索していきます。法的な手段というよりは、和解に持っていくことで自分が出来ることを精一杯やれる最後のチャンスを与えてくれる解決方法となるので、最後まで諦めたくない人に合った債務整理でしょう。

任意整理は、まず弁護士さんが受任し、その旨を「受任通知書」で債権者に発送します。その書類が届いた時点で、すべての催促がストップします。催促がストップしたら、気持ちが楽になりますよね。催促によるストレスもなくなりますし、家族への迷惑も気にせずに済みます。仮に、一括返済を請求されていた場合も、3年以上の長期分割払いが可能になり、自分のペースで返済が出来るようになります。

任意整理は、自己破産とは違い資産をすべて失わずに済むというメリットもあります。任意整理は、法的な条件がなく、すべて交渉次第になります。ギャンブル依存症で資産をすべて失ってしまうという恐怖や罪悪感を抱くこともないです。これも任意整理が支持される理由の一つでしょう。

任意整理がいかに魅力的かということがおわかりいただけたと思います。

任意整理の流れは下記のようになっています。

1.弁護士へ相談(下の匿名無料診断を利用し、あなたに合った弁護士さんを探すことが出来ます)
2.弁護士が決定(受任)すると通知書が各債権者に送付され、督促ストップ
3.弁護士が債権者に取引履歴を要求(過払い金などがあれば法定利息の引き直し)
4.債権総額が確定されると、減額・遅延損害金カット・将来利息のカットなどの交渉スタート
5.交渉によって確定した債務総額を、何回で返済できるか支払い回数などが決定される
6.支払総額・支払い方法などを記載した和解契約
7.支払いは弁護士を通して行われ、ここから返済が開始される

ちなみに、任意整理は弁護士でも司法書士でも取り扱いが可能です。ただし、140万円を超える債務総額であれば、必ず弁護士への相談・依頼が必要です。また、司法書士の本来の仕事は不動産登記などの書類作成が多くを占めているので、借金の法的知識は弁護士さんの方が優れているでしょう。任意整理は、特に交渉力の必要な分野で、債務者にとって有利になるよう和解に持ち込めるかどうかの交渉力は必須です。また、弁護士さんが委任すると債権者は債務者に直接連絡ができなくなります。また、毎月の返済も弁護士さんを通して行われ、すべての窓口となり盾になってくれます。それほど弁護士さんの選定は重要な意味を持ちます。

 


信用情報(ブラックリスト)について詳しく知りたい方はこちら⇒借金と関係してくる『社会的信用』とは具体的にどんなものか

任意整理以外の「債務整理」

自己破産・・・借金をすべて帳消しにする
個人再生・・・借金を大幅減額できる
特定調停・・・返済額や返済期限を調整する
過払い金請求・・・過去に払った借金で払いすぎていたらお金が返ってくる


◆借金と依存症

◇依存症は脳と心に作用する病気である

ギャンブル依存症は、借金と非常に結びつきが強い病衣です。他にもお金と繋がる依存症に、買い物依存症、薬物依存症アルコール依存症などがあります。借金自体が癖になってしまっている借金依存症なんてのもあるので要注意です。

そう、広い意味で使われる依存症ですが、根本的には脳と心に影響のある病気です。
また、体質や性格などもあり、依存症になりやすい人となりにくい人があるとも言われています。「本人の意思が弱いから」と言った根性論ではありませんので、依存症になってしまっても責めないであげてください。

依存症になるメカニズムとして、脳内のドーパミンとセロトニンのバランスが崩れるからだといわれています。通常時、ドーパミンが快楽スイッチとなり興奮状態になり、それをセロトニンが抑える役割をすることで精神が安定しバランスが保たれています。しかし、ストレスなどでバランスが崩れセロトニンが出にくくなると、興奮状態を制御する力も弱まり、ドーパミンが暴れまわります。結果として、快楽状態の制御が効かないのです。覚醒剤の場合は顕著に表れます。覚醒剤自体がドーパミンを増やす効果があるのですが、覚醒剤によってドーパミンが出ているので元々脳のドーパミンを出す部分が「あ、もう出さなくていいのね」と勘違いしてドーパミンを出さなくなります。これによって、覚醒剤でしかドーパミンという興奮を得られない状態に陥ってしまう非常に恐ろしいものなのです。脳内にあるドーパミンを出す部分は、一度ドーパミンを出さなくなると元に戻ることはないので、さらに覚醒剤に依存するようになるのです。

依存症は、深刻な問題にも関わらず直接的な問題が発覚するまで家族ですら気が付かないということも非常に多くあります。また、発覚した頃には歯止めの効かない状態に陥っていることが多いのです。

◇依存症の治療方法

当サイト(パチンコ依存症解決センター)でも、数多くの治療法を紹介してきました。

前提として、本人が依存症の自覚があり問題を見直す意思があるものとします。しかし、強い意志だけでは回復が出来ないといわれるほど依存症の治療は難しいといわれています。また、通常の病気と違い、完全に克服することはないといわれています。これは

——————―「たくあんになった大根が元に戻ることはないように、嗜癖でたくあんになった脳が大根に戻ることは出来ない」

という名言が全てを物語っています。脳は元には戻りません。そのため、依存症が治ることを「完治・克服」といった表現はせず、「回復」と言っています。

依存症を治すためには、精神科を受診しましょう。依存症を専門とするクリニックへの受信をオススメします。専門医の指示に従って治療やカウンセリングを行います。治療法と言っても、依存症は薬を飲めば治るというわけではありません。本人の強い意志と周りの協力があってこそ回復に向かえるようになります。

自助グループなどもありますので、同じ悩みを抱える者同士問題解決に向かえる施設も検討すると良いでしょう。(⇒ご本人とご家族のケア—依存症ケア団体

また、借金を抱えている場合はその解決にも早期に対応する必要があります。借金を自制できる日本貸金業協会の「貸付自粛制度」を利用したりすることで、借金がしたくても出来ない現実を作ってくれます。これは本人や家族が申告することで無料で利用することができます。

もし、今抱えている借金が手に負えない状況でしたら、債務整理を検討してみるしかないかもしれません。

◇依存症による借金は早めの対処を

借金の中でも依存症による借金は特殊です。生活費のため、遊びにいくお金のため、といったことが理由ではないからです。「これ以上借りたらヤバイとわかっていても、ギャンブル・買い物・薬物がやめられない」という状態はわけです。

いま以上に悪化しないためには、借金の対処を早めに行う以外方法はありません。専門家に相談したり、債務整理を検討したり、自分に合った方法で解決するしかありません。

依存症に借金は厄介だからこそ、まずは専門家に聞いてみましょう。借金を抱えているというのがネガティブな感情になっている場合、精神的な不安から鬱状態になってしまうこともあり得ます。いまある借金をどうにかしてくれる専門家は、弁護士さんと司法書士さんです。まずは専門家の意見を聞き、最善の方法で解決に向かいましょう。

債務整理の依頼は本人からの問いにしか答えることができません。本人に何とかしようとする意志がなければ法律事務所や司法書士事務所は何も出来ません。(家族からの相談を受けることもありますが、最終的に依頼となれば本人でないと出来ないのです)

 

少しでも解決の意思がある場合は、「街角法律相談所」という法律の専門家に繋いでくれるサイトを利用しましょう。ここは住所不要匿名で相談が出来ます。家族と一緒に住んでいる場合も安心して相談できます。☟

債務整理のことは専門家にお任せして、依存症の治療と向きあえるようにしてくださいね。